【名車への道】’47 アルファ ロメオ 6C 2500 スポーツ フレッチャー ドーロ
2024/04/05
これから価値が上がっていくだろうネオクラシックカーの魅力に迫るカーセンサーEDGEの企画【名車への道】
クラシックカー予備軍たちの登場背景や歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく!
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。「クルマは50万円以下で買いなさい」など著書も多数。趣味は乗馬。
貴重で優雅なラグジュアリースポーツはグランプリカーの系譜を継ぐ
——松本さん、今回もまた際立ったモデルを用意しましたよ。以前にリクエストがあったアルファ ロメオです。あまりに見つからなくてしばらく忘れてたんですけどね。当企画で度々お世話になっているビンゴスポーツさんにあったんですよ。
——そうなんですよ、ありがたい話ですね。でも、僕は6C 2500 スポーツの後は何て読むのかわからないのですが……。フリッチャー? ドーロ? イタリア語ですよね?
——聞いたことありますねぇ。ゴールデン・アロー賞ってのがありますもんね。凄いと理解しておけばいいんですか?
——なるほど……。あ、こちらの車ですね。なんかいでたちがすでにちょっと違いますね。
——そういう系譜なんですか?
——それくらいは知ってますよ。フェラーリの12気筒といえばヤーノ氏の設計、といわれているくらい貢献度が高いデザイナーですよね?
——へー。話は変わりますが、松本さんはこの年代のアルファ ロメオにも乗ったことがあるんですか?
——いい時代だったんですねぇ。
——そういうものなんですか?
——ボディの素材は何ですか?
——ポルシェとアルファ ロメオって関係あったんですね。
——中身も本当に凄い車なんですね。
——なんとなくわかってはいましたが、希少なモデルなんですねぇ。
アルファ ロメオ 6C 2500 スポーツ フレッチャー ドーロ
1925年に発表された6C 1500から始まる6気筒エンジンを搭載する6Cシリーズ。伝説のレーシングカーであるP2と同様、ヴィットリオ・ヤーノが手がけている。6C 2500 スポーツをベースに、第2次世界大戦後に登場したのがこの“黄金の矢(フレッチャー ドーロ)”と呼ばれるラグジュアリーなスポーティモデルとなる。6気筒DOHCエンジンを搭載し、最高速度155km/hを誇った。
※カーセンサーEDGE 2024年5月号(2024年3月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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