kumakumaさん(東京都)
投稿日: 2017年5月23日
4点
グイグイ加速しても燃費の落ち込みはそれほどありません。つまり実用燃費に優れています。デザインや質感など子供っぽさがなく上質。またダイヤルなどの配置も運転しながら違和感なく操作できるよう配慮されており、このあたりも、安全性を基点に考えてパーツを配置するドイツ車の思想を反映していると感じ好感が持てます。低速の穏やかな反応から、アクセルを徐々に開けた時の加速感など、まずまずの一体感を感じます。
惜しむらくは後席のシートにややコストダウンを感じる点。メーカーもシートの重要性を認識しているはずなので、もう少しコストをかけて欲しかった。
これまで独身時代は、フォルクスワーゲンゴルフやBMWといった輸入車を中心に乗ってきました。結婚して子供が生まれ、家も購入した結果、車に費やせる懐具合が厳しくなった現実のため、コンパクトカーを中心に検討していたところ、新型デミオが発表され、国産では珍しいドイツ車の思想を持った出来栄えだったことから、購入を決めました。乗ってみての感想としては、「積雪地帯で四駆のコンパクトカーが希望だけど、輸入車が好きという方の唯一の選択肢」というのが結論です。昨今のゴルフの様な圧倒的なパッケージングと走りのレベルにまでは、あと一歩という側面もありますが、国産コンパクトとしては、異例のまとまりの良さです。輸入車からの乗り換えでも不満を感じない貴重な存在。オススメです! 街乗りの片道8km通勤で、15~17km/L程度。降雪シーズンで10%ダウン程度。しかし長距離では22~24km/Lと、広い北海道のドライブで本領を発揮します。またディーゼル自体のトルクがあるため、グイグイ加速しても燃費の落ち込みはそれほどありません。つまり実用燃費に優れています。このあたり、いわゆるお受験モードで走らないと燃費が一気に悪化するハイブリッドとの決定的な差と言えます。またハイブリッドは低気温(暖房)にも影響されやすいことから、地方ではハイブリッドよりもディーゼルに軍配が上がる場面が多いと言えるでしょう。 国産コンパクトカーとしては、現在も最高クラスの品質です。デザインや質感など子供っぽさがなく上質。またダイヤルなどの配置も運転しながら違和感なく操作できるよう配慮されており、このあたりも、安全性を基点に考えてパーツを配置するドイツ車の思想を反映していると感じ好感が持てます。ちなみに私の初期型時代ではメーターの文字フォントが好きではありませんでしたが、マイナーチェンジ版では、フラットデザインに変更されています。このあたりの細かな改善は本当に感心してしまいます。シートについても前席はホールド感を含め、長距離もしっかりとこなせる仕様です。惜しむらくは後席のシートにややコストダウンを感じる点。メーカーもシートの重要性を認識しているはずなので、もう少しコストをかけて欲しかった。1.5ディーゼルは、できるだけアクセル開度に対してリニアに反応させようとセッティングした姿勢を感じます。低速の穏やかな反応から、アクセルを徐々に開けた時の加速感など、まずまずの一体感を感じます。ただし極低速からの加速や回転数の状況などでは、どうしてもターボラグを感じてしまう場面があり、欧州車の優秀な小排気量ターボ+ツインクラッチ仕様には届いていません。これはセッティングだけでは限界があり、シングルタービンを含めたエンジンの素性の問題か?2.2のツインターボはかなり優秀なので、この点はちょっと残念です。4人が正しい姿勢で乗車できる論理的なパッケージング。ドイツ車からの乗り換えでも違和感はないでしょう。後席上半身に感じるタイトな感じは、パーソナル(デザイン)を演出した結果かと思います。後席が狭いとかリクライニングが無いとか言う人は、正しい(安全な)乗車姿勢を理解していない証拠。ここはマーケットに流されず論理を貫いてほしい!
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