▲会場であるインドネシアコンベンションエキシビジョンは、写真のような熱気。日本車のシェアが9割超ともいわれるインドネシア。日本メーカーによるご当地仕様の自動車も多かった ▲会場であるインドネシアコンベンションエキシビジョンは、写真のような熱気。日本車のシェアが9割超ともいわれるインドネシア。日本メーカーによるご当地仕様の自動車も多かった

第2の東京モーターショーなのか。圧倒的な日本車

今年の異常気象に夏バテ気味の方も多いことだろう。ここインドネシアの首都ジャカルタもある意味、異常気象であった。赤道にほど近い場所にあるにも関わらず、東京よりも涼しいのだ。街中を歩く人たちは、寒さに不慣れなのかニットなど厚着で過ごしており、中には革ジャンを着込む猛者も(日本人にしてみれば、Tシャツ1枚で十分な気温ではある)。

そんな中、8月2日から12日に、インドネシアコンベンションエキシビジョンで行われたインドネシア国際オートショー2018。日本車のシェアが圧倒的に高い同地において、やはり日本車ブースの勢いはすさまじいものがあった。

懐かしい名前や懐かしい車、日本でも話題のあの車がズラリと並んでいる。日本ではあまり見かけない、ご当地仕様の車を中心に展示車を紹介していく。

▲アストラ・ダイハツ・モーターからOEMを受ける、テリオスの兄弟車がトヨタ ラッシュだ。日本で売られていたラッシュも、テリオスの後継車ビーゴのOEMを車だったことから考えると成り立ちは近いのかもしれない。TRDによる、専用パーツを採用した仕様も用意されている▲アストラ・ダイハツ・モーターからOEMを受ける、テリオスの兄弟車がトヨタ ラッシュだ。日本で売られていたラッシュも、テリオスの後継車ビーゴのOEMを車だったことから考えると成り立ちは近いのかもしれない。TRDによる、専用パーツを採用した仕様も用意されている
▲インドネシアでは、リモというヴィオスベースのタクシーが多く走っている。当地においては、メジャーなモデルであるヴィオスが大幅なマイナーチェンジを施されて登場。前後の意匠はかなり気合いの入った変更となっている。現地仕様の最高出力107psを発生する1.5Lエンジンを搭載▲インドネシアでは、リモというヴィオスベースのタクシーが多く走っている。当地においては、メジャーなモデルであるヴィオスが大幅なマイナーチェンジを施されて登場。前後の意匠はかなり気合いの入った変更となっている。現地仕様の最高出力107psを発生する1.5Lエンジンを搭載
▲日本では懐かしい車名となるダイハツ テリオス。当地ではいまだ健在で2017年11月にフルモデルチェンジを実施。FRレイアウトはそのままに、プラットフォームが一新されている。ASEAN向け次世代ユニットの1.5Lが搭載され、環境性能の向上も図られた。3列7名乗車となる▲日本では懐かしい車名となるダイハツ テリオス。当地ではいまだ健在で2017年11月にフルモデルチェンジを実施。FRレイアウトはそのままに、プラットフォームが一新されている。ASEAN向け次世代ユニットの1.5Lが搭載され、環境性能の向上も図られた。3列7名乗車となる
▲ダイハツのコンパクトモデル、シリオンは2018年2月にフルモデルチェンジされてのお披露目。従来型よりボディサイズは拡大され、居住性が向上した。ASEAN向け次世代1.3Lユニットに、5速MTと4ATが組み合わされる。マレーシアとの合弁企業プロドゥアで生産される▲ダイハツのコンパクトモデル、シリオンは2018年2月にフルモデルチェンジされてのお披露目。従来型よりボディサイズは拡大され、居住性が向上した。ASEAN向け次世代1.3Lユニットに、5速MTと4ATが組み合わされる。マレーシアとの合弁企業プロドゥアで生産される
▲インドネシアにおいて、販売のボリュームゾーンであるMPV。スズキ エルティガは、2018年4月にフルモデルチェンジを実施。先代に比べて、上質感の高い内外装が実現されている。新プラットフォームのハーテクトや、新開発の1.5Lエンジンが搭載されている▲インドネシアにおいて、販売のボリュームゾーンであるMPV。スズキ エルティガは、2018年4月にフルモデルチェンジを実施。先代に比べて、上質感の高い内外装が実現されている。新プラットフォームのハーテクトや、新開発の1.5Lエンジンが搭載されている
▲日本でも話題となっている、ジムニーシエラがここインドネシアでも展示されていた。もっとも、まだコンセプトモデルとしての展示であり、まだ発売時期なども未定のようだ。先代モデルは、台数限定で販売したところ、あっという間に完売した実績があるだけに、新型もヒット間違いなし▲日本でも話題となっている、ジムニーシエラがここインドネシアでも展示されていた。もっとも、まだコンセプトモデルとしての展示であり、まだ発売時期なども未定のようだ。先代モデルは、台数限定で販売したところ、あっという間に完売した実績があるだけに、新型もヒット間違いなし
▲2018年2月のインド、デリーオートエキスポで発売された4ドアモデル、アメイズの流れをくむハッチバックモデルが、ホンダ ブリオだ。ASEAN諸国で発売される人気モデルが、ここインドネシアでワールドプレミアされた。写真のモデルの他、スポーティなRSも展示されていた▲2018年2月のインド、デリーオートエキスポで発売された、4ドアモデルアメイズの流れをくむハッチバックモデルが、ホンダ ブリオだ。ASEAN諸国で発売される人気モデルが、ここインドネシアでワールドプレミアされた。写真のモデルの他、スポーティなRSも展示されていた
▲インドネシアで最大手のタクシー会社、ブルーバード社でタクシー車両としても採用されているMPVが、ホンダ モビリオだ。エクステリアの質感が向上されていたのが印象的だった。上記のブリオがベースながらも、かの地の高速道路に持ち込んでも不満のない走りをみせる▲インドネシアで最大手のタクシー会社、ブルーバード社でタクシー車両としても採用されているMPVが、ホンダ モビリオだ。エクステリアの質感が向上されていたのが印象的だった。上記のブリオがベースながらも、かの地の高速道路に持ち込んでも不満のない走りをみせる
▲上記モビリオをベースにした、クロスオーバーユーティリティビークルが、ホンダ BR-Vだ。1.5Lエンジンに6MTもしくは、CVTが組み合わされる。生産はインドネシアで行われ、同国はもちろん、タイやインドでもラインナップされるヒット商品だ。乗車定員は7名となるのもウリのひとつ▲上記モビリオをベースにした、クロスオーバーユーティリティビークルが、ホンダ BR-Vだ。1.5Lエンジンに6MTもしくは、CVTが組み合わされる。生産はインドネシアで行われ、同国はもちろん、タイやインドでもラインナップされるヒット商品だ。乗車定員は7名となるのもウリのひとつ
▲インドネシアでは、長期の納車待ちが発生するほど、大ヒットしているのが、三菱 エクスパンダー。そのため、今年春のバンコクショーで予定されていた、タイデビューが延期されたとのこと。今回のショーを機に、GLSグレードに4ATモデルが、スポーツにはMT仕様が追加された▲インドネシアでは、長期の納車待ちが発生するほど、大ヒットしているのが、三菱 エクスパンダー。そのため、今年春のバンコクショーで予定されていた、タイデビューが延期されたとのこと。今回のショーを機に、GLSグレードに4ATモデルが、スポーツにはMT仕様が追加された
▲日産のディフュージョンブランドであるダットサンからは、昨年のショーでコンセプトが発表された、GOライブの市販版が登場。グリルやチンスポイラー、ルーフエンドスポイラー、アルミ、写真ではわからないが室内各部にもイエローが挿し込まれ、オシャレな雰囲気が演出されていた▲日産のディフュージョンブランドであるダットサンからは、昨年のショーでコンセプトが発表された、GOライブの市販版が登場。グリルやチンスポイラー、ルーフエンドスポイラー、アルミ、写真ではわからないが室内各部にもイエローが挿し込まれ、オシャレな雰囲気が演出されていた
▲インドネシアで大ブレークを果たしたモデルが、マツダ ビアンテだ。いまや日本では、ミニバンのラインナップのないマツダだが、MPV人気の高いインドネシアではビアンテもまだまだ健在。搭載されるパワートレインは、2L直4+6速ATで、さすがにモノグレード展開となっているようだ▲インドネシアで大ブレークを果たしたモデルが、マツダ ビアンテだ。いまや日本では、ミニバンのラインナップのないマツダだが、MPV人気の高いインドネシアではビアンテもまだまだ健在。搭載されるパワートレインは、2L直4+6速ATで、さすがにモノグレード展開となっているようだ
▲アジア初公開となったのが、レクサスのコンパクトSUV、UXだ。とはいえ、かなり高いステージに展示されており、しかも濃いスモークガラスが与えられていたので、来場者の反応をウォッチしようというもののよう。よくみたら、左側通行のインドネシアなのに、左ハンドルモデルだった▲アジア初公開となったのが、レクサスのコンパクトSUV、UXだ。とはいえ、かなり高いステージに展示されており、しかも濃いスモークガラスが与えられていたので、来場者の反応をウォッチしようというもののよう。よくみたら、左側通行のインドネシアなのに、左ハンドルモデルだった
text&photo/マガジンX編集部