大阪モーターショー2019▲インテックス大阪で開催された第11回大阪モーターショーのテーマは「Restart!~新たなステージへ~」。対して、過日行われた第46回東京モーターショー2019のテーマは「OPEN FUTRE」でした。同じモーターショーでも開催地域によってテーマが違うのを知らなかった人もいるのでは? スペシャルサポーター蝶野正洋さんのポーズで1枚!

東京モーターショーと大阪モーターショーってアーティストの全国ツアー的なやつでしょ?

カーセンサー学生編集部員の芝本です。

いきなりですがみなさん! 東京モーターショーと大阪モーターショーの違い、わかりますか?

「モーターショーって東京も大阪も同じで、アーティストが全国ツアーやるみたいなもんでしょ?」なんて思っている人が多いのではないでしょうか。

あまり大きな声では言いたくありませんが、実は私はそのように思っていました。もちろん同じブースもありはしますが、開催テーマも出展されているメーカーや車も違うんです!

そこで、前回は第46回東京モーターショー2019へ行った様子を記事にしましたが、今回は第11回大阪モーターショーに行ってきたので、東京と比較しながら大阪の様子をみなさんにお伝えしたいと思います。


両方行った感想を言いますと、“個人的には”大阪モーターショーの方が楽しかったです(笑)。

そこで、今回は東京と同じく楽しめたポイントと大阪の方が楽しめたポイントを2つずつ厳選し、お伝えしたいと思います。

それでは、まず東京・大阪の両方で楽しめたポイントから紹介します。
 

両方のモーターショーで楽しめた迫力のオフロード同乗試乗体験

三菱 デリカD:5 ▲今回試乗したのは300台限定生産「デリカD:5 オールブラックスエディション」。ラグビーニュージーランド代表オールブラックス公認の特別仕様という珍しい車に乗れるのもモーターショーの魅力

両方で楽しめたポイントのひとつ目が、オフロード同乗試乗体験です。

東京モーターショーのオフロード同乗試乗体験では、トヨタブースと三菱ブースがありましたが、大阪モーターショーでは三菱ブースのみでした。

大阪モーターショーの三菱ブースでは、「デリカD:5」「エクリプスクロス」の2車種のどちらかを選ぶことができました。

今回は、「デリカD:5 オールブラックスエディション」に試乗しました。

新型車の走行性能を体感できるのも、モーターショーの魅力のひとつです!

走行性能を確かめられるように、三菱ブースにはトラックを使用した傾斜45度の登坂体験をすることができました。
 

三菱 デリカD:5 ▲デリカD:5が坂道を上っている様子。外からみると傾斜角度の凄さがわかります
三菱 デリカD:5 ▲登坂する直前の様子。ジェットコースターのように頂上が見えません。もう命はデリカD:5とドライバーさんに託されます。上に行くほど傾斜がきつくなりますが、デリカD:5はディーゼルエンジンのトルクでグングン上っていきます
三菱 デリカD:5 ▲登坂の頂上からの様子。もはや車からの景色ではない大空が広がります。迫力満点の登坂体験でした!

専属ドライバーさんが機能を説明しながら運転をしてくれるので、悪路でも走行できるデリカD:5が欲しくなってしまいました(笑)。

初めての急坂登坂体験でしたが、難しい車の説明をされるより同乗して直感的に体感できるので車の性能がわかりやすかったです。

普段ではできない体験ができるのは、東京モーターショーと大阪モーターショー共通の魅力でした。
 

両方のモーターショーで楽しめた公道試乗体験

スバル インプレッサスポーツ ▲今回試乗したのはスバル「インプレッサSPORT 2.0i-S EyeSight 」 インプレッサSPORTの最上位モデルです。

2つ目は公道試乗体験です!

東京モーターショーでも人気のあった公道試乗体験でしたが、大阪モーターショーでも体験することができました。

東京では予約を何度も試みましたが、人気のためすぐに枠が埋まってしまい、とうとう試乗することはかないませんでした。

しかし、大阪モーターショーでは念願の試乗体験ができました!

数ある車種から今回試乗したのが、スバル「インプレッサSPORT 2.0i-S EyeSight」。

インプレッサSPORTの最上位モデルに試乗することができました。

この車種を選んだ理由は、「今までスバル車を運転したことがない」という超個人的理由です(笑)。
 

スバル インプレッサスポーツ ▲初の公道試乗体験で教習車を運転するような緊張感がありました。しかし、やっぱり最新の車種なので運転がしやすいです
スバル インプレッサスポーツ ▲初めてのスバルの水平対向エンジンにテンションが上がった様子。気分はスバリストです(笑)

今回試乗したインプレッサSPORTは、運転しやすいサイズ感・最新運転サポート機能搭載など自動車エントリー世代の若者にもオススメの車種ではないかなと思います。

試乗体験を東京モーターショーと比べると、大阪モーターショーではスポーツカーの試乗車がないなど決して車種は豊富ではありませんでしたが、予約が取りやすく試乗できたのでOK! といった感じです(笑)。

なぜなら、やっぱり自分で運転ができるのは何より楽しいから、そこに理屈は必要ないです(笑)。

シンプルに楽しめることが、モーターショーならではの魅力だと感じました。
 

大阪モーターショーの方が楽しめた輸入車たち

それでは、大阪モーターショーの方が良かったなと思うポイントを厳選し2つ紹介したいと思います。

ひとつ目は輸入車です!

東京モーターショーではあまり目立っていなかった輸入車ブランドも、大阪モーターショーでは多くの人たちを惹きつけていました。

個人的にも輸入車が好きなので、いろいろな車種を見ることができた大阪モーターショーは魅力満載です。

カッコイイ輸入車に乗れたり、間近で見れるのもモーターショーの魅力のひとつです。

ディーラーの出展かメーカーの出展かなんて関係なく、楽しめると思います。

そこで大阪モーターショーで見ることができた輸入車で、「超個人的迫力があった3車種」を紹介したいと思います。
 

アウディ RS5 ▲ひとつ目は「アウディRS5」ハニカム構造のグリルとボンネットのプレスが美しい迫力を醸し出す1台。オシャレと迫力を両立したような顔が良い!
マセラティ レヴァンテ ▲2つ目が「マセラティ レヴァンテ」何といってもインパクトのあるグリルが迫力満点。マセラティ初のSUVレヴァンテのいやらしい顔(褒めている)は最高です
マクラーレン 720S ▲3つ目は「マクラーレン 720S」見るからに速そうな顔が最高な1台。最高速度341㎞/h、720馬力、価格約4000万円。すべてにおいて迫力満点です

この他にも、大阪モーターショーでは輸入車ブランドを数多く見ることが出来ました。

車にとって性能は当然重要ですが、ビジュアルもやはり大切だと思います。

例えるなら、人でいう性格と外見。性格や外見を見るように車を楽しんでみるのも面白いです。

ただただ輸入車のビジュアルを楽しむのももちろんオススメです。
 

大阪モーターショーの方が楽しめたグルメ

大阪モーターショー ▲味わいロードの様子。さすが天下の台所大阪! 約80店舗あるエリアは東京モーターショーに負けていません

大阪モーターショーの方が良かったポイント2つ目はグルメ!

モーターショーは規模が大きく数時間では到底楽しみ切れない。そこで、大切なのが食事!

東京モーターショーではグルメキングダムが話題になっていましたが、大阪モーターショーも決して負けていません。

飲食エリア「味わいロード」では約80店舗の飲食店が出展していて、種類が豊富でどれを食べるか迷ってしまいます。

室内に屋台がある変わった空間ですが、そのおかげで快適に食事をすることができます。

モーターショーという名前ですが車以外の様々なコンテンツも多くあるので、車に詳しくなくても楽しめます。
 

やっぱり自動車イベントは面白い

今回、東京モーターショーと大阪モーターショーの共通の部分と違う部分を比べてみました

意外と違いがあり、お互いに魅力のあるモーターショーだったと思います。そして、総合的に見ると私が大阪モーターショーの方が良かった理由は、より車にふれて体験して楽しむことができたからです。

東京モーターショーは規模が大きいのでブース数が多かったです。最先端の技術を見たりできましたが、その分、来場者も多く1日で回れる数に限界があります。

モーターショー行ったのに、車より人だかりを見ているなといった感じです(笑)。

その点、大阪モーターショーは東京モーターショーに比べると規模はやや小さいものの、1日でも回りやすく、いろいろな体験ができたので満足感があり楽しかったです。

「未来を体験するなら東京、車を見たり乗りたいなら大阪」というのが今年のモーターショーの特徴だったのではないかと思います。

同じ「モーターショー」でも結構違いがあるので、みなさんも様々な自動車イベントへ参加してみて比べながら楽しんでみてはどうでしょうか?

車以外のブースもたくさんあり誰でも楽しめるので、初めての方も付き添いでもぜひ参加してみてくださいね!
 

文、写真/芝本将也(カーセンサー学生編集部員)

芝本将也

カーセンサー学生編集部員

芝本将也

近畿大学経営学部松本ゼミ所属の現役大学生。ゼミでは「若者の車離れを解消する」をテーマに活動中。若者である自分たちが声を上げることで、同世代の車離れに、世の中に、一石を投じたいという思いのもとプロジェクトを立ち上げカーセンサーで執筆中。愛車はミニコンバーチブル