高いイメージの輸入車もリーズナブルに味わえる

車は移動手段であり、ファッションであり、自己表現でもあります。時刻表にしばられない自由な旅、車でしか行けない田舎の名店巡り、思い出作りにはうってつけです。子供の頃、自転車に乗れるようになると行動範囲、広がりませんでしたか? 車はその延長線上にあると考えてもらってイイと思います。人生、豊かになりますよ。というわけで新社会人にオススメしたい輸入車を選んでみました。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第10位はM・ベンツSクラス(旧型)。分不相応でいいじゃないですか、買えるんですから。いい時代です。旧型になって“型落ち”したのと、昨今の不景気ぶりと、販売台数の多さから相場はガタ落ちしています。上司から嫌味を言われたら、いかに安い買い物だったか強調すればいいだけのことです。疲れ知らずの走りっぷりはいまだ健在ですし、最近の週末高速料金値引きでどこまでもドライブできちゃいます。若いうちに良いモノを知っておくって、後々の人生に役立つことでしょう。

第9位はBMW 3シリーズカブリオレ(旧型)。4シーターオープンで、ダブルデートしたくなる車です。走りは軽快ですし、とにかくその非日常性が笑みをもたらしてくれます。単なる移動手段だと思っていた車も、オープンで走れば気分爽快。仕事や恋愛の悩みも、吹き飛ばしてくれます。言ってみれば、マッサージチェアのようなリフレッシュ効果が得られることでしょう。同じ3シリーズでも群を抜いて高い新車時価格も、中古車での価格差は少なくなっています。

第8位はアウディA6アバント(旧型)。新入社員の頃は同期や先輩との交流も増えることでしょう。そこで活躍するのが実用的なステーションワゴン。たっぷりの荷物と大人5名乗車も苦にならないA6アバントはオススメです。ゴルフ、テニス、キャンプ、バーベキュー、どんな場面でも活躍してくれること間違いありません。ミディアムサイズのM・ベンツやBMWのステーションワゴンが高値安定しているのに比べると、A6アバントはかなりお買い得。それでいて走りや質感が高いんです。

第7位はフォードエクスプローラー(現行)。たっぷりの排気量に、たっぷりのボディサイズ、それでいて意外と走るのがエクスプローラー。ハッキリ言って文句のつけどころがありません。100万円台で買えるSUVのなかでは、最もコストパフォーマンスが高いとさえ言えるでしょう。「アメ車」と聞くだけで燃費の悪さや故障をイメージする人が多いようですが、ビビりすぎだと思います。燃費はこの手のSUVではフツーですし、メンテナンスを怠らなければ故障の程度もフツーです。

第6位はボルボS60(現行)。最近でこそクーペスタイルのセダンって人気ですが、実はボルボがいち早くS60で取り込んだスタイルだったように思います。日本でボルボといえばステーションワゴンが人気ですが、見逃されたコストパフォーマーこそがS60です。曲線と直線をうまく組み合わせた流線形デザインは、スポーティで上品。とても100万円台前半で狙えるとは、誰も思わないでしょう。また、あえてドイツ勢にいかないところもツウっぽいです。現行型なのに、ホント安い!

木曜日には第5位から1位を発表します。

フォトコレクション

写真:第10位:M・ベンツSクラス(旧型)|なんでもベスト10

第10位:M・ベンツSクラス(旧型)

写真:第9位:BMW 3シリーズカブリオレ(旧型)|なんでもベスト10

第9位:BMW 3シリーズカブリオレ(旧型)

写真:第8位:アウディA6アバント(旧型)|なんでもベスト10

第8位:アウディA6アバント(旧型)

写真:第7位:フォードエクスプローラー(現行)|なんでもベスト10

第7位:フォードエクスプローラー(現行)

Report / 古賀 貴司