冬から始めるオープンカーライフは刺激的

2シーターが多いオープンカーですが、ちゃんと大人4人が座れるものも存在します。ファミリィユースにも、ちゃんと堪えうる実用性をもった車もランクインしています。新車時は高かったのに、今では驚くほど身近な存在になっている車も多数オススメしています。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。冬から始めるオープンエアライフ、意外とやみつきになるかもしれませんよ。

第5位はポルシェボクスター(旧型)。しつこいほど登場していますが、しつこいほどに狙い目の車です。雰囲気で楽しむなら前期型を100万円台で。走りもちゃんと満喫したいなら大絶賛された2.7Lエンジンを搭載した後期型を200万円台で狙いましょう。10年選手ではありますが、そこまで古臭く感じないのはポルシェマジック。軽快感は国産2シーターオープンほどではありませんが速さと重厚感、そして異次元のブレーキを味わえます。勝手な妄想ですけど、女性が乗るとカッコいい。

第4位はホンダS2000(現行)。ここ最近、相場は下げ止まった感があります。昨今のAT限定免許保有者数を考えると、MTのみの設定は若干ネガティブですが、MTを運転できる人には楽しい車です。ショートストロークで、コクッコクッとシフトチェンジできます。屋根の開閉はロック部分が手動で、あとはボタン操作のみ。サーキットを攻めるもよし、街中でクルージングするもよし、何気にオールマイティに活躍します。年式によって足回りのセッティングは変わっていますが、どれもオススメ。

第3位はトヨタMR−S(絶版)。このボディサイズで、車両重量1tほどで、1.8Lエンジンをミッドシップしていて、パッケージ的には完全なるライトウェイトスポーツカーです。デザインは賛否両論あるでしょうがこの値段で、このパッケージを手にできるのはトヨタの車種ラインナップの豊富さのおかげです。ある意味“寄せ集め"ですが、偉大なる寄せ集めです。マツダロードスターに匹敵する、運転の楽しさを教えてくれる一台です。将来的には価値が上がる可能性も秘めているかも。

第2位はVWゴルフカブリオ(絶版)。マジメなコンパクトカーをオープンカーにすると、こうなるんですね。ハッチバックモデル同様のキッチリカッチリしたボディはそのままに、オープンエアが満喫できます。屋根は2重構造になっているのか、かなり静粛性が高く驚かされます。もはやベーシックカーではない、ゴルフの位置づけを感じさせられます。新車時はそれなりにしましたけど、中古車ならお買い得。大人4人がちゃんと座れて荷物も積めるコンパクトカー、あまりありません。

第1位はBMW3シリーズカブリオレ(旧型)。アウディA4カブリオレにも当てはまるんですが、新車時価格は驚くほど高いです。とても3シリーズやA4シリーズとは思えません。しかし、そこはさすが中古車。なかでも3シリーズカブリオレは200万円を切る物件もちらほら。大人4人が快適に座れて、オープンエアを満喫できて、3シリーズの素晴らしいハンドリングも楽しめてしまうんです。オシャレで実用的で、しかもエレガント。豊かなカーライフが、人生をも豊かにしてくれそうな予感。

フォトコレクション

写真:第5位:ポルシェボクスター(旧型)|なんでもベスト10

第5位:ポルシェボクスター(旧型)

写真:第4位:ホンダS2000(現行)|なんでもベスト10

第4位:ホンダS2000(現行)

写真:第3位:トヨタMR−S(絶版)|なんでもベスト10

第3位:トヨタMR−S(絶版)

写真:第2位:VWゴルフカブリオ(絶版)|なんでもベスト10

第2位:VWゴルフカブリオ(絶版)

写真:第1位:BMW3シリーズカブリオレ(旧型)|なんでもベスト10

第1位:BMW3シリーズカブリオレ(旧型)

Report / 古賀 貴司