オススメ銘柄 注目の車のなかから最もお得なグレードを導き出す|日刊カーセンサー

今週の注目銘柄:ホンダ モビリオスパイク

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■低価格車が増え注目度アップのハイトワゴン
ホンダ モビリオスパイク|日刊カーセンサー
初代フィットが採用したセンタータンクレイアウトを流用した7人乗りミニバンが2001年登場のモビリオ。このモビリオの広い室内空間を、人とモノのための空間にアレンジしたのがモビリオスパイクだ。

リア両側スライドドアはモビリオから継承したものの、サードシートを廃したことで生まれた広大なラゲージルームは、さながら動くガレージ。大きさの異なるさまざまな収納スペースがあり、効率よく収納できる。

エンジンは1.5Lの直4の1種類で、駆動方式を問わずCVTが組み合わされる。最近になって低価格の中古車が増えたことで、今まさに注目度がアップしているモデルだ。
相場の傾向と対策|日刊カーセンサー
■流通台数は減少し、相場は波乱含み
ホンダ モビリオスパイク相場表グラフ|日刊カーセンサー

グラフの分析結果は

価格 2010年12月の時点で平均価格は77万円。その後2回も値上がりが発生し、現在は80万円と高水準に
台数 ピークだった年末には500台を超えていたが、ここに来て減少傾向。この2カ月で100台も少なくなっている
距離 中古車の年式が進んでいる影響か、平均の走行距離はどんどん延びており、最近になって6万kmを突破した
2002年9月に登場したモビリオスパイク。2004年2月に環境性能の向上とフロントマスクの変更やオプション装備の拡充、2005年12月には内外装の変更などを行っている。

FF車の10・15モード燃費は17.6km/L(前期型は17.2km/L)と、1.5Lエンジン+CVTの効果で燃費性能は高い。流通台数は減少傾向ながら450台とかなり豊富。相場は20万~178万円で、約20%の中古車が50万円以下で狙える。グレードでは全年式を通じて設定された1.5Aが最多で、次いで1.5W。そして後期型のみに設定された1.5AUが続く。
買いのグレード|日刊カーセンサー
■低価格で狙えるようになりお得感が増した前期型の1.5W
ホンダ モビリオスパイク|日刊カーセンサー ホンダ モビリオスパイク 相場表グラフ|日刊カーセンサー
おトク度 台数 相場
おトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサーおトク度|日刊カーセンサー 111台 19万~158万円
新車時価格150万円スタートのモビリオスパイク。2005年12月の内外装の変更を行ったマイナーチェンジ後の相場はまだかなり高めで100万円台の中古車が中心。狙いはお得感が増しているクールな顔つきの前期型だ。グレードは最上級グレードの1.5Wがオススメ。流通台数が多いのは中間グレードの1.5Aだが、左側リアスライドドアが電動開閉式なのは1.5Wだけ。後付けできず、実用性の高い装備なので狙いを絞りたい。

また1.5Wのメリットはほかにもあり、スパイクの特徴であるラゲージをより便利にするカーゴネットやAC100V電源などのオプションパーツ類もWが優遇されている。

最近は低価格の中古車が増えたことで、ポストS-MXとしてカスタムカーのベース車として注目されている。お手頃価格の中古車は、流通台数が豊富な今のうちにゲットしよう。
Text/萩原 文博