調査報告書 2011年6月
File No.086

レクサス GS

※2011年6月16日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

レクサス GS 予想イラスト|ニューモデル速報
トヨタ マークX|ニューモデル速報レクサス LF-Ghコンセプト|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

SAMURAI魂、レクサスにも波及

リーマンショックの影響に加え、品質問題が重くのしかかったことから他社以上に苦境に立たされているトヨタ。特に高級ブランドであるレクサスは、自動車業界全体に漂う“自粛ムード”という時流もあり、厳しい状況だ。

多くの自動車メーカーが高額車の開発を延期したり、場合によっては中止したことはみなさんもご存じだろう。レクサスにおいても同様で、フラッグシップのLSだけでなく、GSもモデルチェンジが延期されたことは既報の通り。

今回のスクープでは、当初の予定より1年遅れの2012年夏に登場が予定されているレクサスGSに迫っていく。一番のトピックは外観デザインが大幅に修正されたこと。図らずも生じた時間的余裕を逆手に取り、デザインに磨きがかけられたのだ。今回はブラッシュアップされたリアビューを中心に紹介していきたい。

2011年のニューヨークモーターショーに次期GSを示唆するコンセプト、LG-Gh(写真右下)が出展された。アリスト時代からの特徴ともいえるショートデッキは健在。しかし、リアコンビランプは現行モデルとは違い、薄くエッジのあるデザインに改められた。マークX(写真右上)に似て見えるような…。SAMURAI魂がレクサスに波及といったところか。

メカニズムの面では、新たにエントリーモデルに2.5LのV6エンジンがラインナップされる可能性が出てきた。超低空飛行が続く日本市場へのテコ入れ策だ。同じEセグメントのクラウンやフーガは2.5L車の販売比率が半数を上回っている。ただし海外では、プレミアムブランドで2.5Lガソリン車という市場は小さい。日本を含む限られた地域での展開となりそうだ。

以上