▲お風呂が好きなのはお猿さんも一緒 ▲お風呂が好きなのはお猿さんも一緒

秘湯巡りには車は欠かせない

お風呂が大好きな日本人。古くは日本書紀にも温泉の記述があり、全国各地にはいわれのある様々な秘湯が存在している。市井の銭湯は減少傾向にあるが、休日の楽しみが温泉旅行やスーパー銭湯という方も多いだろう。

かくいう私も、そんなお風呂好きの1人。休日、目的地を決めないドライブで、立ち寄った先の銭湯や温泉をいただくのをストレス解消としている。このままだと温泉紹介に主軸が移ってしまいそうだが、今回テーマにしたいのは「お風呂好きにオススメしたい車選び」だ。「温泉やスーパー銭湯に行くのに、オススメの車なんてあるの?」と思うかもしれないが……あるんです!

▲旅館の立ち寄り湯などは、シャンプーやブラシ、ドライヤーなどが準備されているところがほとんど ▲旅館の立ち寄り湯などは、シャンプーやブラシ、ドライヤーなどが準備されているところがほとんど

地方の寂れた温泉や秘湯は、脱衣所しかないなんて珍しくないし、なんなら脱衣所さえない場所だってある。そんな秘湯を攻めるときには、車はある意味ベースキャンプとしての役割を担うことになる。そもそも秘湯を攻めるにあたって、車に求められるものは何なのかを考えよう。

1.走破生
人里離れた秘湯、夏は荒れ地を、冬は雪深い道を乗り越えてこそ出会えるお湯がある。そんな場所へたどり着くには、四駆性能を備えたタフさが必要だ。

2.リラックスできる居住空間
入浴は新陳代謝を促し、体力を消耗する。温泉にゆっくり浸かると気持ちいい反面、湯疲れしてしまうこともある。そんな状態で車を運転するのはとても危険。フルフラットで横になり休憩ができる車が望まれる。さらに、広い室内は簡易脱衣所としても使えるだろう。

3.AC電源が使えること
お風呂上がりの必需品、ドライヤー。「いや、髪なんか自然乾燥でいいでしょう」という昭和な方もいるだろうが、ある程度年齢を重ねたら入浴後のドライヤーは必須だ。生乾きの頭皮では臭いの元になる雑菌が増えやすく、加齢臭と相まってイヤ~な臭いを発することも。

4.燃費がいい車
全国各地に存在する名湯を攻めるには長距離ドライブもいとわない。でも、少しでもガソリン代は節約したい。やはり燃費の良さは重要だ。

5.大勢で乗れる車
1人で湯を堪能するのもいいが、たまには友人同士や、家族でワイワイと楽しみたい。宝川温泉汪泉閣の200畳露天風呂などは、1人じゃ寂しすぎる。

この5大条件を満たす車といえば、あの1台しかない。そう、トヨタ エスティマ ハイブリッド(現行型)だ。

▲こちらがトヨタ エスティマハイブリッド。2.4Lエンジン+電気モーターの組み合わせで、コンパクトカー並みの20.0km/L(10・15モード)の低燃費を達成している。意外かもしれないが、40→70km/hの中間加速は4.2秒と動力性能も高い。中古車掲載台数は384台、平均車両価格は約213万円だ(2015年3月28日現在) ▲こちらがトヨタ エスティマハイブリッド。2.4Lエンジン+電気モーターの組み合わせで、コンパクトカー並みの20.0km/L(10・15モード)の低燃費を達成している。意外かもしれないが、40→70km/hの中間加速は4.2秒と動力性能も高い。中古車掲載台数は384台、平均車両価格は約213万円だ(2015年3月28日現在)

エスティマハイブリッドなら車の中で髪が乾かせる

ハイブリッド車なので燃費の良さは言わずもがな。走破性も優れている。リアに独立して設置されたモーターが後輪を直接駆動させる「E-Four」を採用。滑りやすい路面で前輪がスリップした場合、瞬時にリアモーターを駆動させ4WD状態となり、高い操縦安定性を発揮する。居住空間に関しては、シートアレンジが豊富で、乗車定員も7~8人と十分だ。

そして、なんといっても、家庭用100V電源の機器を最大1500Wまで使えるコンセントが秀逸だ。一般的にワット数が高いといわれるドライヤーでも600~1200W程度。もちろん、ヘアアイロンだって使えるので、彼女と一緒に秘湯巡りをしても大丈夫。また、AC電源はエンジン駐車中でも使用可能。小型冷蔵庫を備え付けておけば、温泉上がりに冷えたコーヒー牛乳の一気飲みだってできる。

そんな、お風呂好きにピッタリのエスティマ ハイブリッドの現行型は2006年6月にデビュー。初期型ならば、車両価格が100万円を切る物件が散見され、2010年以降のモデルでも200万円以下のものがある。タマ数は豊富だ。お風呂好きで温泉巡りが趣味のアナタ。ご検討あれ。

text/コージー林田