【名車への道】’61 アルファ ロメオ ジュリエッタ スプリント
2022/04/28
これから価値が上がっていくだろうネオクラシックカーの魅力に迫るカーセンサーEDGEの企画【名車への道】
クラシックカー予備軍モデルたちの登場背景、歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく!
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。「クルマは50万円以下で買いなさい」など著書も多数。趣味は乗馬。
高級車とは、を教えてくれる“量産スポーツカー”
——10年近く連載やってますけど、古くて希少な車を見られる機会って、そうそうないですからね。今後も古いモデルも撮れるチャンスを逃さずにしていきたいですね。
——だからこそ我々の探す苦労も増えるわけでして……。
——素晴らしいですね。早速見に行きましょうよ。
——へぇ。この車ですか? あれ? この車って……何でしたっけ?(笑)
——あー。知ってますけど、実際に見る機会なんてないから、パっと見ても分からないんですよね……。
——なるほど。そういう線引きがされていたんですね。あ、この物件は61年式のようです。
——えっ? イタリアのナショナルカラーって赤じゃないんですか?
——アズーリ……青ですね。
——え? ゴムブッシュを使っていないなんて、まるでレーシングカーみたいじゃないですか。
——アルファ ロメオって、ちょうどこの頃から方向転換をしたんですよね?
——あれ? デザインってスカリオーネじゃないんですか?
——実際に乗るとどうなんですか?
アルファ ロメオ ジュリエッタ スプリント
アルファ ロメオ初のコンパクトモデルとして、1954年に登場したスタイリッシュなクーペ。スポーティな走りと比較的安価な設定で人気を博した。セダン(ベルリーナ)やスパイダーなども登場している。1959年にはマイナーチェンジを実施、撮影車両はその後期型(101系)となる。
※カーセンサーEDGE 2022年6月号(2022年4月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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