【福祉車両購入ガイド】トヨタ パッソ/ダイハツ ブーン 助手席リフトアップシート車
カテゴリー: 福祉車両 ニューモデルガイド
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2013/09/26
普段の買い物や子どもの送り迎えなどにコンパクトカーを利用する人は多いでしょう。時には親と一緒に近くのスーパーまで買い物へ出かけるという人もいるのではないでしょうか。
もし家族に足腰が不自由だったり膝が痛いなどという人がいたら、そうした家族が乗りやすく、かつ普段使いもできる兼用車はいかがでしょう。今回ご紹介するトヨタ パッソ/ダイハツ ブーンの助手席リフトアップシート車は、そうした車の1台です。
ベースのパッソ/ブーン(2004年6月~2010年1月)はトヨタとダイハツで共同開発したコンパクトカー。軽自動車に近いサイズのため取り回しやすく、その割に優れたパッケージングで大人5名座れる居住空間をもっています。
また、多彩な小物入れなど、女性ユーザーを意識した使い勝手も良いのが特徴。エンジンは1Lと1.3Lがあります。
そんなパッソ/ブーンに用意されたのが、助手席が電動で回転&昇降してくれる助手席リフトアップシート車です。シートが車外に降りてくるので、両足を地面に着けたまま座ることができ、足腰が不自由だったり膝が痛いという人にも便利です。もちろん、回転&昇降させなければ普通のシートですので、他の方が使っても何の問題もありません。
原稿執筆時点でカーセンサーnetを見ると、パッソが7台、ブーンは4台見つかりました。30万円以下から見つかり、最も高くても車両本体価格で90万円以下。走行距離は5万km以内の中古車もたくさんあります。また、助手席リフトアップシートが付いているからといって、他のグレードより価格が高くなっているようなこともありません。
手頃な価格で日常のお買い物などに使うコンパクトカーを探しているなら、ついでに乗り降りしやすい助手席をもったパッソ/ブーンの助手席リフトアップシート車を狙ってみてはいかがでしょうか。
乗車定員/5名
リフト能力/100kg(シートを除く)
シート下降時最低着座面高さ/440mm(2WD)
回転時足元スペース/310mm
Text/籠島康弘