▲中古車に種類があるように、中古車販売店にも種類がある ▲中古車に種類があるように、中古車販売店にも種類がある

販売店の特徴を知ることも中古車探しのポイント

中古車を初めて買う人には「中古車はどこで買っても同じ」という気持ちがあるのではないだろうか。しかし、実際には販売店によって品揃えも値付けも整備方法も違う。また購入後の保証内容も異なるのだ。

それを大別すると3つに分けられる。まず自動車メーカーとつながりのあるディーラー系、そしてメーカーとのつながりのない中古車専門販売店とに分かれる。さらにディーラー系を、取り扱う車種が主に国産車か輸入車かで分けることができる。それぞれにメリットがあり、一概にどこがいいということはない。自分の希望する予算・車種の中古車がどの販売店のタイプなら見つけやすいのか調べておこう。

最近では国産車ディーラーが店名を変えて他社ブランド車も品揃えしたり、販売店同士が手を組み大きなネットワークを作ったりするなどの動きもある。これらは従来の形態でのデメリットと思われる部分を補うためとも言えるだろう。いずれにせよ、それぞれの特徴をしっかりと把握しておこう

【国産車ディーラー】
新車ディーラーの中古車販売店部門にあたる。全国ネットの保証をもつほか、新車ディーラーでずっと整備点検されてきた車が中古車として入庫しやすい、購入後の保証が充実しているなど、品質面や信頼性への期待が大きい。その分やや価格が高くなることが多い。扱っている車種は自社ブランドが中心だが、他社ブランドを置くところも増えている。

【輸入車ディーラー】
輸入車インポーター公認の正規中古車販売店。国産ディーラー同様、全国ネットの保証が充実していて、品質面や信頼性への期待が大きく、価格も高め。品揃えは自社ブランドが中心で、充実した整備&保証をうたう認定中古車制度を展開しているところが多い。

【中古車専門販売店】
複数メーカーの中古車を揃えており、例えばいろいろなメーカーの軽自動車をひとつの店舗で比較検討することができる。価格もディーラーより安めなことが多い。企業規模は様々で、大規模展示場を備えるお店もあれば、スポーツカー、ミニバンなど特定のタイプに特化した専門店、輸入車に特化した中古車専門販売店などもある。

取り扱う車種を特化した販売店の場合、スポーツカーならスポーツカーに対する専門的な知識をもっていることが期待できる。

なお保証内容は販売店によって大きく差が出やすいので、購入時に必ず確認するようにしたい。
 

text/カーセンサー編集部