▲LEXUSのハイブリッドを狙え。

高級ハイブリッドでパワーと低燃費を両立

最近では、ある種の“安物正義”のような風潮が漂っていて、「車なんて動けば良い」という方もいらっしゃるでしょう。もちろん、価格が安いことは消費者にとって喜ばしいことです。ただ、安いモノは当然コストが抑えられているもので、車も同様です。しかし、中古車市場においては高級車といえど、いつまでも高値の花ではありません。

そこで注目したのが高級ハイブリッド車です。具体的にはレクサスのフルサイズハイブリッド車、GSハイブリッド(旧型)、RXハイブリッド、そしてLSハイブリッドの3モデルです。老若男女どなたにも似合いますし、どんなシーンでも大活躍してくれます。

いずれも総額300万円以下のカーセンサーアフター保証対象車で購入圏内。100万円台から狙える物件もございますし、アフター保証対を付けておけば修復歴の有無、走行距離の多さに関係なく、「万が一のトラブルの際も不慮の出費を強いられることがない」といった安心感も手に入ります。

レクサス×ハイブリッドという提案

そもそもレクサスは1989年から北米を皮切りに世界展開された、トヨタの高級車ブランド。それまで日本ではレクサスは“逆輸入”されていましたが、2005年に満を持して日本で正式展開が始まりました。

GSはまずガソリン車から日本デビューし、翌年にFR車初のハイブリッド車として「450h」が投入されました。2Lガソリン車並みの燃費に、4.5L車並みのパワーを持つハイブリッド車、ということで「450h」というネーミングです。

さらっと「FR車初」と記しましたが当時としては画期的で、3.5L V6エンジンに加えて小型高出力モーターとダブルリダクション機構をトランスミッション内に備えています。0→100km/h加速は5.6秒と俊足で、ハイブリッドのおかげで通常のガソリンエンジンだと息切れするような速度域でもグイグイ加速します。そのフィーリングは独特で、一度味わうとトリコになることでしょう。

新車時価格は680万円~とM・ベンツ Eクラス、BMW 5シリーズなどと同価格帯だっただけあり、質感も良好です。旧型ですが、現在でも一級品と言えるでしょう。

カーセンサーnet掲載物件の平均車両価格は約189万円となっており、車両価格110万円台の物件を見つけることもできます。今回ピックアップした3モデルの中では最もリーズナブルになっています。

▲こちらはGSハイブリッド。FRセダンらしいハンドリングにハイブリッド特有のシームレスな加速は、既存の内燃式エンジンとは異なる個性でしょう ▲こちらはGSハイブリッド。FRセダンらしいハンドリングにハイブリッド特有のシームレスな加速は、既存の内燃式エンジンとは異なる個性でしょう

RX450hもGS450h同様、2Lガソリン車並みの燃費に4.5L車並みのパワーを持つハイブリッド車という意味が込められています。3.5LのV6エンジンに加えて、前後に電気モーターを備えています。10・15モード燃費を当時の3.5L車であるRX350と比較すると……なんと倍近いんです。新車時価格は545万円~と高めでしたが、総合的に考えればお得なモデルでした。

レクサスらしい高級感を漂わせていて、前身のハリアーハイブリッドやクルーガーハイブリッドと比べて荒々しさがなくなり、洗練された雰囲気になりました。ただ、相場が400万円台、300万円台と値落ちしてきたことで需要が増したのか、中古車相場は高値安定していました。平均車両価格は約402万円と再び400万円台に戻ってしまいましたが、最近になって、ようやく200万円台後半の物件もチラホラ見かけるようになりました。

▲RX450hは物件によってエアサスだったり、パッケージオプションのプリクラッシュセーフティシステムだったりと細かな装備違いがあるのでじっくり選びましょう ▲RX450hは物件によってエアサスだったり、パッケージオプションのプリクラッシュセーフティシステムだったりと細かな装備違いがあるのでじっくり選びましょう

LS600hは5LのV8エンジンと小型高出力モーターを組み合わせています。モーターの基本構造はGS450hと同じながら電流圧を高め、パワーコントロールユニットのパワー素子の冷却方法が見直されています。また、FRがなくAWDのみ設定。四輪のトラクションを稼いでいます。

世界で初めてLEDヘッドランプをローライトに装備し、「よく見るとLS460とは違う」という差別化が図られています。LS460は100万円台後半から狙えますが、LS600hは平均車両価格が約414万円と高値で、総額300万円をギリギリ切った中古車が数台流通し始めた頃合いです。

レクサス導入にあたって、マーケティング戦略としてレクサスらしさ、デザインコンセプト、ディーラーにおけるおもてなし精神などをうたっていましたが、主張しすぎないハイブリッド車のハイテク感に“大人っぽさ”を感じたものです。いわゆるエコカーのように“低燃費ありき”ではなく、ハイブリッドという動力源で高級車を展開した新しい試みといえます。

▲LS600hはガソリン車のLS460と基本デザインは同じなのにヘッドライト、エンブレム、サイドボディのガーニッシュで雰囲気は大幅に異なります ▲LS600hはガソリン車のLS460と基本デザインは同じなのにヘッドライト、エンブレム、サイドボディのガーニッシュで雰囲気は大幅に異なります

早く買って、長く乗るが吉

GSハイブリッドを除けば、いずれもマイナーチェンジ前ではありますが一応、現行型です。レクサスにおいて人気のハイブリッドモデルですが、いつしかこんなに身近な存在になってくれているんです。

パワフルな走り、上質な車内、そして同クラスのガソリンエンジン車と比較して驚くような好燃費を得られます。いわゆる“趣味性”には乏しいかもしれませんが、長く乗れば乗るほどレクサスのハイブリッド車がいかに上質かつ環境と財布(ガソリン代)に優しい車か気づかされると思います。

「まだ高い」と仰る方もいらっしゃるかもしれませんが、その実力を考えればコストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。

▼検索条件

レクサス GSハイブリッド(旧型)&レクサス RXハイブリッド&レクサス LSハイブリッド×総額300万円以下×CSA保証対象車
※プランでCSA保証を付けた場合、総額300万円を超える場合があります