ハイエースもいいけれど、かゆいところに手が届くNV350キャラバンにも注目!
2017/03/03
見た目はそっくりなNV350キャラバンとハイエース
トヨタ ハイエースという車名は、あまり車に詳しくない方でも何となくピンとくるはずです。では、日産 NV350キャラバンという車名はいかがでしょうか? 恐らくご存じない方も多いかと思います。これら2台の車は、どちらも日本を代表する商用車です。
では、どうしてどちらも同じような外観にも関わらず、ハイエースとNV350キャラバンの認知度には差が生まれてしまうのでしょうか?
そもそもどうしてハイエースは人気なのか
ハイエースは登場以来、宅配業をはじめ多くの企業に貨物用として重宝されてきました。十分な積載量や耐久性の高さなどから、商用バンを代表する車となりました。日本製であることの信頼性に加え、高い耐久性、メンテナンスのしやすさなどから世界的にも人気となっている車です。商用に限らず、キャンプなどのアウトドアユースや、その端正なスタイルからカスタマイズのベース車両としての人気も高まっております。
現行モデル(200系)は2004年8月に登場し、今日も現役モデルとして活躍しております。先代に比べさらに広くなった荷室空間や、高い衝突安全性を持つボディが与えられ、ますます魅力的なモデルになっております。また、グレードやオプションによってはオートエアコンやパワースライドドアの設定があったりと、商用車には十分すぎるほどの機能があります。
NV350キャラバンとは?
もともとはキャラバンという車名だったのが、NV350の別名を掲げ2012年に登場しました。NVとは日産(Nissan)のバン(Van)であることを示しており、350は3.5トンクラスであることを示しています。4ナンバーサイズの小型商用車でクラストップの荷室長による「広くて使い勝手の良い荷室空間」が実現されています。ハイエース同様、ガソリンとディーゼルエンジンがあり、ボディサイズもロング、ワイドなど多数バリエーションがあります。
ハイエースもNV350キャラバンもどちらも申し分ないくらい収納力が高く、まさに働く車の代表選手です。しかし、冒頭でも述べたとおりハイエースほどの認知度は……残念ですがありません。そこで今回は、少しだけNV350キャラバンにスポットを当ててみたいと思います。
NV350キャラバンは、まさにかゆいところに手が届く車
NV350キャラバンにはかゆいところに手が届くような工夫がたくさんあります。その中からいくつかピックアップして紹介させていただきます。
■荷室内のラゲッジユーティリティナット
この手の商用バンは、荷室に様々な荷物を積むことが多いのですが、NV350キャラバンには荷室に「ラゲッジユーティリティナット」と呼ばれるものが24~34個備えられています。これにより、ユーザーが使いやすいようにフックやバーなどを設置し、自由にアレンジすることができます。
■5:5分割可倒式シート(グレード別設定)
リアシートを半分倒すことができるため、セカンドシートに1人乗車している状態でも、脚立などの長尺物を積載することができます。また、スライドドアから荷室への積載もスムーズに行うことができます。
■ホイールハウスの形状が平らである
ホイールハウスの上面が水平となっているため、棚などの設置が容易にできます。少しでも多くの物を積みたいといったニーズに応えることができる特徴です。
また、4ナンバークラス初となるエマージェンシーブレーキシステムが採用されているのも大きな特徴です。万一のときに衝突回避を促し、ビジネスユースが多いユーザーにとっては大きな安心感を与えてくれる装備ではないでしょうか。
いかがでしたか。実際に皆さんが使用するシーンを想像していただくと、NV350キャラバンもアリかもと思っていただける方も多いのではないでしょうか。昔からのライバル関係にある2台ですが、どちらが良い悪いといった話は常に議論されております。しかし、良い悪いではなく自分のニーズをあらためて洗い出してみて、そのニーズをかなえてくれる1台を見つけることこそが、最も大事であると感じております。今回紹介したポイント以外にも、もちろん両車の違いはありますので、気になった方はさらに調べてみることをおススメ致します。
▼検索条件
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