可愛いルックスの中に秘めた情熱! 深紅のレザーシートが付いた500Cが気になっちゃったので見てみた
2019/04/17
自動車ライターのフナタンが、カーセンサーを見て気になった中古車を見に行く雑誌版カーセンサーの連載、『気になるクルマに会いに行こう!』その取材中にたまたま目に入って「気になっちゃった」別の車を紹介しちゃいます!
予算ちょい足しで変化球モデルを選ぶのもあり!
フィアット 500(チンクエチェント)といえば、言わずと知れたイタリアの国民車。
現行モデルは2007年デビューとすでに10年以上が経過していますが、そのスタイリングは一切古さを感じさせない、今見ても斬新なものと言えるでしょう。
ルックスは可愛らしく、乗らずに駐車場に置いておいても絵になる車として映像作品などにもわき役として登場するほどの存在感を放っています。
しかし、車はやっぱり乗って楽しくないといけないと考えるワタクシ、もちろん普通の500もキビキビと走ってくれる楽しいヤツなのですが、もう少し変化球はないものかと先日別の取材で訪れたお店をウロウロしていると……ありました、ありましたよ!!
それが、このフィアット 500Cでゴザイマス!!
フロントから見ると普通のフィアット500に見えますが、この車名に付いた「C」が示すとおり、ルーフが開閉できるモデルなのであります。
カブリオレ(cabriolet)もしくは、コンバーチブル(convertible)の頭文字が車名に付けられたというワケなんですね。
ちなみにこの500Cは一般的なオープンカーとは異なり、サイドのピラー部分が残りルーフ部分が開閉するいわゆるキャンバストップ車といわれるタイプとなります。
しかし、リアウインドウのところまでガバっと開いてくれるため、屋根を開けたときの開放感はキャンバストップ車よりも高いのです。
にも関わらず、両サイドのピラーは残るので、“オープンカーに乗りたいけど屋根を開けたときに周りからの目が気になる“という、奥ゆかしい人にもピッタリの1台といえるでしょう。
また、開閉も電動なので全く力も必要ではありませんし、サンルーフのように頭の上だけ開けるといった芸当も自由自在。さらに低速で走行中も開閉ができるので、急な雨でも安心というのも嬉しいポイントです。
しかもこちらの物件は、500Cが登場したときに同時にリリースされた限定車の「1.4 16V ラウンジSS」なのです。
“屋根を開けたら内装も外装である”という誰が言ったか分からない名言がありますが、このモデルには専用の深紅のレザーシートが装着されているので、より一層オシャレで上質な雰囲気が漂っていますよね。
現在新車で買おうとすると通常の500よりも20万~60万円ほど高額となってしまう500Cですが、中古車で見てみるとそこまでの価格差はないですし、現在はラインナップから落ちてしまった1.4Lエンジンを搭載しているというのも魅力的。
電動ルーフが備わったことで、どうしても車両重量が増してしまっている500Cにとっては、余裕のある排気量というのはクルージングを楽しむという点でもカタログ数値以上に響いてくるところです。
そういった意味でも、フィアット500を検討しているのであれば、少し予算をプラスして500Cを狙うというのも大いにアリ!
もし私と同じように気になっちゃった方は、ぜひカーセンサーで検索して販売店に行ってみてくださいね!
自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
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