【提言】プレゼンで家族も納得!?クルマ好きパパのセカンドカー計画|Carsensor IN MY LIFE

説得力あふれるプレゼンで奥様の「OK」を引き出す


前略、奥様。いつも家事や子育て、本当にお疲れ様。そして僕に変わらぬ愛情を注いでくれてありがとう。そんなキミに、今日はある提案をしたい。それはセカンドカーの購入について。おっと、さっそく「そんなのムダじゃない?」と思ってるね? でも、これから話すことにほんの少し耳を傾けてくれたら、きっと意見が変わると思う。僕たち家族が今よりも幸せを感じられる、素敵なプランなんだ。

……というノリで「スポーツマインドを満足させられるセカンドカーに乗りたい。毎日の通勤に使えるくらい快適で、家族からの理解も得られる1台を!」と願っているご主人たちのために、奥様を納得させるプレゼンを考えた。このネタを有効活用し、自分も家族も幸せになれるセカンド・カーライフを始めてほしい。

セカンドカー

「女性が乗っても似合う」小粋なルックスで訴求

たとえ、通勤時だってドライビングを楽しみたい! でも、マッスルなスポーツカーは正直シンドイし、エコじゃない。そもそも家族の理解を得られない。そんな方のために、ライトウェイト・スポーツというクルマが存在する。

ハンドリングはキビキビしている。だけど、普段使いもできる。そして、小粋でかわいい! カフェの前に置いても様になるルックスを見せれば、奥様の興味を引くはず。「このクルマ、かわいくない?」。これで掴みはOKだ。

セカンドカー

「小さくて運転しやすい」魔法の言葉で妻を魅了

ロングノーズなアメリカンV8も良いけど、日本の道路でドライビングを楽しむなら、やっぱりコンパクトで軽いクルマが楽しい! その特性はすなわち、取り回しが良いということ。

たまに奥様がステアリングを握る際にも、ストレスを感じさせないだろう。

“楽しいから”という理由をひた隠し、あくまで“運転しやすい”ことをアピールしよう。そして、もしその後クルマを購入したなら、助手席に乗って彼女の運転をベタ褒めすることも忘れずに。

セカンドカー

「1台で2度オイシイ」オープンでも快適

オープンカーは男子永遠の憧れ。でも「髪が乱れる」「視線が恥ずかしい」「幌の開閉が面倒くさい」などの理由で女子ウケはイマイチだったりする。そこで一躍脚光を浴びるのが、電動開閉式のハードトップだ。

幌やトップの開閉が電動だから手間いらず。クローズすれば普通のクルマと見た目も快適性もさほど変わらないのだからメリットしかない。「1台でふたつの楽しみ方ができるってオイシイよね?」。そんなアプローチが正解だ。

セカンドカー

「バリューを考えるとお得」総額で150万円以下

こじゃれていて、街中もスイスイ。時にはオープンで走れる……。そんなクルマが中古車ならリーズナブルに手に入る。奇策を練らなくても、それだけで十分な説得材料になる。

そう、奥様にOKをもらう最終的なポイントは、やはり価格だ。2台目のクルマなら、予算はできれば総額150万円以下で。お得な価格は、家計にも精神的にも効果絶大だ。そうして見事、夢を叶えた暁には毎日の移動が楽しくなり、週末のドライブがエクスタシーに変わる。

人生の相棒となる、刺激的な1台を探そう

コンパクトで電動オープン。しかも走りが楽しいクルマって、けっこうレア。現行車のラインナップだけを見ると、かなり少ない。だが中古車なら選択肢が豊富で、意外なほどリーズナブルだ。選ぶときは2座or4座、走りと快適性のバランスが重要。自分と家族のライフスタイルに合わせた、ベストな相棒を見極めよう。

ダイハツ コペン アクティブトップ

ダイハツ コペン アクティブトップ

手軽に楽しめる絶品ライトウェイト

初代ダイハツ コペンはレトロなフォルムで軽スポーツの一時代を築いた。丸みのあるかわいらしいスタイルは女性ウケも良い。電動ハードトップを閉めるとクーペのような快適性。しかも開閉動作も約20秒とスピーディで、オープンカーゆえのストレスはゼロだ。シャーシのベースは当時のミラだが、サスペンションには専用チューニングが施され、キビキビと走る。軽自動車ゆえの軽快さや維持費の安さも魅力。手軽にオープンモータリングを楽しめる。

初代:2002年6月~2012年8月
車両価格帯:14万~198万円
ボリュームゾーン:60万~90万円

マツダ ロードスター RHT

マツダ ロードスター RHT

走りだけでなく快適性も優秀

国産ライトウェイトスポーツの雄。中古車として台数が多く狙い目な3代目は、ボディサイズが2代目から拡大され、日常使いがしやすくなった。しかし、初代から続く人馬一体感は健在。走安性と快適性を両立している。その中で今回オススメしたいのは、3代目のデビューから1年遅れて追加されたパワーリトラクタブルハードトップ仕様「RHT」。開閉動作は約12秒とスピーディ。シートバックに屋根が吸い込まれていく所作に、クルマ好きなら見とれてしまうだろう。

3代目:2006年8月~2015年4月
車両価格帯:45万~248万円
ボリュームゾーン:110万~160万円

日産 マイクラCプラスC

日産 マイクラCプラスC

レアなのに王道なオープンカー

3代目マーチの欧州市場専用モデルを、1500台限定で日本導入した希少車。約22秒で電動開閉するハードトップは、なんとガラスルーフ付き!クローズド状態でも開放感が味わえる。通常のマーチ国内モデルには設定がなかった1.6Lエンジンや、明るい内装色、オシャレな本革コンビシートなども個性的だ。「ハンドリングや乗り心地も程よくスポーティで、気軽に楽しめるオープンカーが欲しい! 」という人にはもってこいだ。

初代:2007年6月~2010年8月
車両価格帯:28万~150万円
ボリュームゾーン:60万~90万円

フォルクスワーゲン イオス

フォルクスワーゲン イオス

“羊の皮をかぶった狼”はまさに彼のこと

知る人ぞ知るフォルクスワーゲンの名車、イオス。5分割式の電動ハードトップ機構が採用され、開閉動作はスムーズ。しかもカブリオレなのにサンルーフをスライドできる(!)という特長も備える。ビートルにもカブリオレがあるが、そちらとの違いは、走りのスポーティさだ。パワートレインは2Lターボor3.2L V6エンジンに、パドルシフト付きのセミオートマ6速DSGの組み合わせ。かわいらしい外観からは想像できないアグレッシブな走行は爽快そのもの。

初代:2006年10月~2010年2月
車両価格帯:45万~198万円
ボリュームゾーン:100万~150万円

プジョー 207CC

プジョー 207CC

見た目と走りのギャップに萌えろ

207CCはコンパクト、4座、電動ハードトップとオープンカー入門機として完璧な条件を備える。クローズ時のみとはいえ一応トランクも使えるし、「3~4人家族ならファーストカーにしちゃっても良いんじゃない?」と思えるほど快適だ。走りのイメージは希薄だが、「GT」に搭載されているターボエンジンはなかなかにパワフル。現行輸入車でこのクラスのカブリオレは少なく、プジョーの新車ラインナップにも不在。中古車ならではの価値ある1台だ!

初代:2007年6月~2012年10月
車両価格帯:46万~167万円
ボリュームゾーン:60万~90万円

ボルボ C70カブリオレ

ボルボ C70カブリオレ

大人な雰囲気のオープン4シーター

ボルボもかつてはカブリオレを作っていた! カブリオレとしては後席が広く、家族での移動も快適にこなせる。車重は1730kgとちょい重めだが、2.5Lターボモデルなら最高出力230psと動力性能も十分だ。「今のボルボにはない角張った顔つきが好み」という人は2006年12月~2010年4月まで生産された前期型を、「洗練された現代っぽいデザインが好き」とい人はそれ以降の後期型がオススメ。なお、本革シート採用のラグジュアリーな仕様もある。

2代目:2006年12月~2012年12月
車両価格帯:50万~288万円
ボリュームゾーン:80万~110万円

▼検索条件

ダイハツ コペン(初代)&マツダ ロードスター(3代目)&日産 マイクラCプラスC(初代)&フォルクスワーゲン イオス(初代)&プジョー 207cc(初代)&ボルボ C70カブリオレ(2代目)×総額150万円以下×修復歴なし
文/田端邦彦 イラスト/山田裕吉(株式会社コットンズ) 写真/ダイハツ、マツダ、日産、フォルクスワーゲン、プジョー、ボルボ