XJ-Sクーペ | ジャガー流スポーツクーペ
そのデビューは1975(S50)年にまで遡る。実質的にはEタイプの後継モデルとなるスポーツクーペであった。独特な背の低いプロポーション、ウッドと革で仕上げられた豪奢なインテリア、ハイパフォーマンスなエンジン、粘りつくハンドリングなど、これぞジャガー流スポーツの真骨頂といえるだろう。ミニマムサイズながら後席+2シータータイプとなる。駆動方式はFR。搭載されるパワートレインは伝統の226psの4Lの直6DOHC+4ATと古き良き時代の産物である284psの5.3LのV12SOHC+3ATの2種類で、ハンドル位置は時代によって左右選ぶことができた。(1989.10)