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Kenjiさん(神奈川県)
投稿日: 2017年9月6日
5点
「スピンドルグリル」の意匠が採用されて以降、リリースされるモデルは、
フロント面積の大半が「スピンドルグリル」を占めるようになってきました。
「RC」を象徴する1つの言葉として、「アヴァンギャルド」という言葉あります。
「アヴァンギャルド」という言葉を文字通り受け取るなら「前衛芸術・美術」ということになるでしょう。
「前衛芸術・美術」は、「革新的な表現を目指す」という概念をを基に構成されているため、
大衆に理解されにくい、広く支持を得にくいという性質を持つと思われます。
「革新的な表現」が、大衆に受け入れられるかどうかのポイントは、
大衆の5感の何れかに、伝えたい意図を、
「明示的な何か」で感じ取れる要素を持たせることにあると思います。
「アヴァンギャルド」という言葉は、保守的な体制に反発するため、用いられたものであり、
今の「LEXUS」では、その保守性を抱えたまま、世界に向けて戦いを挑むには・・・
「足りなモノがある」。
足りないものを「革新的な表現」で補い、「LEXUS」は世界を見据えて戦いを挑む。
そういう意図を持ち合わせたデザインであると私は感じています。
エクステリアは水掛け論になることが多々ありますが、あまり見かけないデザインである「RC」。
「アバンギャルド」「鮮烈」「先鋭な美意識」。「RC」を構成する言葉を抜粋したものです。
今までに存在していた、慎ましいイメージを持つ「LEXUS」からの脱却と共に、
「革新的な表現」が大衆に受け入れられるかどうかは、その「革新的な歩み」を止めないこと。
車以外の活動で、「LEXUS」が「革新的な歩み」をPRしていくこと。
単なる自動車メーカーではないという考えに「革新的な何か」があると私は思います。
ハイブリッドとはいえ、実用燃費についてももはや飛び抜けたレベルではないし、いかにステップを刻んだ疑似マニュアルモードが付いているとはいえ、やはり電気式CVTは加速感にメリハリがなく、平板というのが正直な感想です。
「RC」は、「F」を頂点とし、「350」と「300h」のモデルが存在します。
私が所有しているモデルは「300h」。
直列4気筒:2500cc程度のエンジンと、500cc程度のモーターを搭載した、
「RC」の中では唯一の「ハイブリッドモデル」となります。
走りだけでなく、お財布にも優しいバランスの取れたモデルだと思います。
カタログ燃費が、「23.2km/L」であり、
実燃費は、カタログ燃費の「70%程度」とのことですので、
「23.2km/L」*「0.7」=「16.24km/L」となります。
私の「RC」の納車時期は、秋終わりの11月であったという点。
また、「ムーンルーフ」といった、重量のあるMOPを含めた「フルオプション」の影響もあり、
現在に至るまでの総走行距離:約4,500kmの燃費は、「14.5km/L」です。
通勤メインで使用しており、朝晩の強めの暖房。
渋滞が多い区間を通過しますので、その点を考慮しますと、想定内の燃費ではないでしょうか。
総走行距離の大半を「Nomalモード」で走行しており、
「EVマーク」が付く、「滑空走行」をイメージして走行しております。
(※)もちろん、周辺の車に迷惑が掛からない範囲で走行しております。
「Nomalモード」の加速感は、正直、「もっさり」と言ってしまわざるを得ません。
「SPORTモード」に切り替えれば、加速感は段違いに上がりますが、
「ハイブリッド」の特性である、「エコ」から逸脱してしまう状態になるため、
個人的には、その使い分けに苦心しているところがあります。
今まで「ハイブリッド車」を所有していなかったため、「ハイブリッド車」を意識してしまうあまり、
「スポーティな走行に抵抗を感じているのでは?」と感じるシーンが随所にあり、
この抵抗を乗り越えなければ、「RC」本来のパフォーマンスを引き出せないと感じております。
実際、今までの走行の中で、エンジンを3000回転以上回した記憶がないため、
折角、剛性感の高い車に乗っているのにもかかわらず、
慎まし過ぎる程?に、ゆったりとした走りをするようになった気がします。
純粋な「ガソリン車」から、「ハイブリッド車」に乗り換えたオーナー様も、
私と似たようなケースに陥ったことはあるのか分かりませんが、
私が・・・「「RC」は、言うほど楽しい車ではないな・・・。」
と感じている最大のポイントは、「ハイブリッド車」故の、
「エコ運転」を、運転手に迫るシステム設計に、「抵抗感」を抱いているからかもしれません。
この「抵抗感」を乗り越えた先に、「RC」の動力性能において、更なる真価があるとすれば、
現時点で動力性能に明示的な点数を与えることは控えるべきなのだと判断致しました。
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