iPod nanoとHDDカーナビゲーションを標準装備した特別仕様車

軽自動車では、スズキワゴンRやダイハツタントなどの広々した室内をもつモデルが人気。しかし、日本が世界に誇る軽自動車にはほかにも個性的な車がいっぱいあります。今回はその中から三菱i(アイ)をセレクトしました。ご紹介するのはアイに、iPod nanoとHDDカーナビゲーションが備わった特別仕様車です。

アイの未来的なフォルムは何もデザイン重視だからではありません。同社のコンパクトカー、コルトより長い2550mmというホイールベースは、直進安定性や乗り心地などに寄与します。
また、エンジンを後輪の車軸の前に置くという、軽自動車では大変珍しいリアミッドシップレイアウトは、前方の衝突安全性を高めるとともに運動性能を高めます。さらにこれだけ個性的なデザインの割に、広々とした室内を確保できたのも、このリアミッドシップレイアウトの恩恵です。
そのアイが登場したのは2006年1月。そして今回ご紹介する「プレイエディション」は同年5月にリリースされました。
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最大の特徴は、iPod nano(2005年に登場した第一世代)とHDDカーナビゲーションを標準装備していることです。

ベースグレードはM。インパネにiPod nanoをきれいに収める専用スロットルが備わります。置き場所とか、接続コードなどを気にする必要はないのです。あとはHDDカーナビゲーションのタッチパネルを操作するだけで簡単にiPod nanoから音楽を楽しめます。
さらに成約者にはアイのロゴ入りiPod nanoがプレゼントされました。つまり標準装備みたいなものです。

スピーカーは標準のフロント&フロントツイーターに加え、リアにも追加されます。計6つのスピーカーがiPod nanoの音楽を奏でてくれます。ボディカラーはiPod nanoに合わせたホワイトとブラックのラインナップ。シート地はグレーとレッドのどちらでも選べるようになっていました。
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そのほかの特別装備としては、専用フロントスカッフプレートやエンブレム、フロントマップランプやクリア色のサイドターンランプなどもあります。
エンジンは660ccの直3ターボ。新車時価格は2WDが158万5500円、4WDが171万1500円。ホワイトボディはプラス2万1000円でした。これはベースのMに対し、19万9500円高という設定。目標販売台数は3000台でした。

原稿執筆時点では5台(うち1台が4WD)見つかりました。70万円からと、新車時の半額程度で探せます。

みなさんの中には「第一世代のiPod nanoは持ってないなぁ〜」という方も多いはず。しかし原稿執筆時に見つけた中の一台は貴重なiPod nano付きでした。また、ネットオークションなどで中古品を安く手に入れるという手もあります。

さらに、そもそも一緒に標準装備されているHDDカーナビゲーションはミュージックサーバー付き。CDも聴けます。iPod nanoがなくても音楽を十分楽しめるというわけです。
気になった方は、下記の検索窓に「プレイエディション」と入れて検索してみてください。
 

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<カーセンサーnet編集部デスク・ぴえいる>