おじいちゃん大好き!子ども心をくすぐる“孫ウケ”するクルマ選び
カテゴリー: 特選車
タグ: マツダ / 三菱 / キャデラック / ルノー / シトロエン / フィアット / アヴァンタイム / ボンゴフレンディ / レンジローバーヴォーグ / SRX / C4ピカソ / アウトランダーPHEV / ムルティプラ
2018/10/19
子供視点で選べばクルマの価値観が変わる
実家に息子・娘一家が帰ってきた! 孫と交流できる貴重な機会。お家で過ごすばっかりじゃ、もったいない。ここはひとつ孫とドライブに出かけて、楽しい思い出をいっぱい作ってあげよう。
そんな孫大好き祖父&祖母は多いのでは。そこで今回は、スマホやネットに慣れ親しんで育った現代っ子たちにウケるクルマを考えてみた。用がなくても孫がやってきて、助手席に滑り込みたくなる。そんな最高のクルマを探してみたい。
仮面○イダーしかり、妖怪ウォッ○しかり、何はともあれキャッチーな見ためでなければ、子供の関心はつかめない。彼らが興味をもつのは、ディテールでも乗り味でも高級感でもない。ひと目見ただけで識別できるアイコニックな造形とカラーリングなのだ!
シニア世代が乗るには、ちょっと気恥ずかしく感じてしまうかもしれない……。しかし孫との時間を充実させるため、そして孫の喜ぶ顔を見るためにも、その殻を打ち破るべし!
シートが電動でウィーンと格納する! インストルメントパネルがクルッと反転する!! 屋根がガバッと開いてテントになる!!!
今も昔も、子どもはそんなロボットアニメをほうふつとさせるギミックが大好き。実はクルマって、そうした便利とワクワクが両立し装備にあふれている。
イッツ・ショータイムッ!とばかりにスイッチを押せば、孫の目もキラキラ光る。その印象的な体験は10年20年後、孫が大人になっても楽しかった思い出として輝き続けるはずだ。
注意してほしいのが、クルマのアイポイント。背の小さい子どもだと、視界のほとんどがクルマの内装だったりする。もちろんチャイルドシートorジュニアシートの装着が前提だが、それでも大人よりは視点は低め。
そうなると、外の景色があまり見えない=ドライブが楽しくないとなってしまう。つまり孫を乗せるなら、座面が高めでグラスエリアの大きいクルマが良い。また、座面高を変えられるクルマもオススメ。
最初は興奮して目を輝かせている子供も、疲れたらすぐ寝ちゃうのが常。だからこそ、ぐっすり寝られるよう、乗り心地の良さにもこだわろう。同時に、クルマの快適性は運転する祖父祖母にとっても重要だ。
乗り心地が良いということは、疲れにくさにもつながる。運転の疲労がたまりづらければ、当然ケアレスミスも減る。そう、快適性は立派な“安全性能”なのだ。そう考えると“猫足”といわれるフランス車やソフトライドなアメ車なども、候補車種に挙がる。
小さな子どもの要求に応える、頼もしいクルマ
お孫ちゃんたちを乗せるのに適したクルマの条件を総合すると「個性的なデザインで開放感が高く、使い勝手が良く、しかも快適な1台」ということになる。……なんともハードルが高い! しかし中古車市場を見渡してみれば、意外に見つかるもの。古今東西、幅広いジャンルの中から選んだ。
マツダ ボンゴフレンディ
これほど独創的な機構をもった国産車は、今も昔も他にないだろう。その特徴はもちろん、ルーフが電動で開いて屋根裏がテントスペースになる「オートフリートップ」のこと。宿泊まではしなくても、大自然の中に出かけて天井上(!)から景色を眺められるだけでも、子どもは大興奮だろう。フルフラットはもちろん、セカンドシートを後ろに下げてリビングのような空間にできる多彩なシートアレンジも見事。オートフリートップ未搭載モデルもあるが、狙うなら断然オートフリートップ付きだ!
初代:1995年06月~2005年11月
車両価格帯:38万~158万円
ボリュームゾーン:60万~90万円
三菱 アウトランダーPHEV
コンセントで充電して走れる。走行中の車内が驚くほど静か。PHEVならではの特徴だけでも、子どもの興味をそそることができるはず。だが、最もユニークなのはあらゆる家電が使えることだ! AC100V電源を備えており、1500Wまでの電化製品を使用できる。ゲームはもちろん、プロジェクターをアウトドアに持ち出してカーシアターや、ホットプレートで焼肉パーティまで楽しめる。アウトドアで頼れる姿を見せて、孫から「おじいちゃんスゴい」と尊敬のまなざしを向けられるかも。
初代:2012年12月~
車両価格帯:138万~479万円
ボリュームゾーン:260万~330万円
フィアット ムルティプラ
前3人&後3人で6名乗車できるパッケージと、深海魚のようなルックス(“ニュー”が付かない前期型)。強力な個性に目がいきがちなムルティプラだが、魅力は他にもある。インテリアは独創的なデザインで、車内にいるだけで楽しい気持ちになれる。もちろん、実用性も優秀。乗り降りしやすい低いフロアや、視線の高いシート、広いグラスエリアは子どもを乗せるのにもピッタリだ。しかも後席シートは取り外すことができる仕様。遊びのギアを載せて出かけるのにも、ちょうどいい。
初代(初期型):2003年4月~2004年11月
車両価格帯:40万~115万円
ボリュームゾーン:50万~70万円
ランドローバー レンジローバーヴォーグ
高級車として名高いレンジローバー。実はファミリーカーとしても優秀だ。乗降時に「はい、いらっしゃい」とばかりに車高が下がり、いざオフロードを走るとなれば信じられないくらい車高が上がる。舗装路では高級感あふれる乗り心地だが、悪路ではトラクションデバイスを駆使し、ダイナミックに走行する。そうしたギミックに孫のテンションも上がること間違いなし! クルーザーのコックピットをモチーフにしたという内装も、子供の冒険心をあおってくれるだろう。
初代:2008年3月~2013年2月
車両価格帯:298万~638万円
ボリュームゾーン:390万~460万円
シトロエン C4ピカソ
シトロエンのミニバンであるC4ピカソも個性の塊だ。センターメーターのにぎやかな表示、ホーン部分が回らないステアリング、まるでレバーがないように見える6速セミATのセレクターレバーなど、インテリアはかなりユニーク。まるで遊園地のアトラクションのような雰囲気に、孫もワクワクするはず。そしてなんといっても最大の特徴は、「ビジョスペース」と名づけられた広大なグラスエリア。フロントウインドウ上端が運転席頭上まで伸びる開放感は、ロマンスカーのごとし!
初代:2007年5月~2014年3月
車両価格帯:15万~158万円
ボリュームゾーン:80万~100万円
ルノー アヴァンタイム
ミニバンとクーペのクロスオーバーとも呼べる前衛的なスタイルが特徴。日本では2002~2005年の短期間、200台程度しか販売されなかった紛れもない希少車だ。アヴァンタイムを語る際、個性的なデザインにばかり話題が集まるが、使い勝手の良さも見るべきところがある。ガバッと開くダブルヒンジのドアは子供でも乗り降りが楽ちん。広大な開口部を誇るパノラミックサンルーフは開放感抜群。サッシレス&Bピラーレスのサイドウインドウと合わせて、オープンカー気分が味わえるのも魅力だ。
初代:2002年11月~2005年10月
車両価格帯:50万~188万円
ボリュームゾーン:70万~130万円
キャデラック SRX
全長4965mm×全幅1850mmとアメリカンSUVにしてはコンパクトなボディに、3列シートをきっちり収める。エッジの効いたボディラインは、ハリウッド映画に登場するヒーローの愛車のようだ。中でも探してみてほしいのは、リアシートDVD&ウルトラビューサンルーフ&電動サードシートのセットオプションを装備した物件。ボタン操作ひとつでフロア下にシートが格納されるギミックは、子供心をくすぐるはず。また、ファミリカーとしての実力も折り紙つき。3世代でのドライブに最適だ。
初代:2004年1月~2010年12月
車両価格帯:65万~198万円
ボリュームゾーン:60万~90万円
▼検索条件
マツダ ボンゴフレンディ(初代)&三菱 アウトランダーPHEV(初代)&フィアット ムルティプラ(初代初期型)&ランドローバー レンジローバーヴォーグ(初代)&シトロエン C4ピカソ(初代)&ルノー アヴァンタイム(初代)&キャデラック SRX(初代)×修復歴なしあわせて読みたい
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