現行型 日産 キックスのお得な中古車増加中! 新車狙いの人も必ずチェックすべし
2022/03/15
デビューから2年が経ち、お買い得な中古車が増えてきた
エンジンで発電した電気を使い、モーターのみで走る日産独自のパワートレイン「e-POWER」。これを搭載したコンパクトSUVがキックスだ。
人気のSUVスタイルで電気自動車のような走行感覚を味わえる一方で、電気自動車と違いエンジン車のように扱えることもあり人気を得ている。
2020年6月の登場からもうすぐ2年が経ち、中古車の流通台数も増え、それに伴い中古車価格も順調に下落してきた。
また、まだマイナーチェンジを迎えていないタイミングゆえ、新車に近いコンディションの物件も多く流通しており、しかもかなりお得な物件も狙える状況だ。
そんなベストタイミングで何を選ぶべきか。詳しい相場状況とともにモデル概要を振り返り、今のオススメ物件を紹介しよう。
キックスの中古車を探している人はもちろん、新車での購入を検討している人もぜひ一度チェックしてみてほしい。
▼検索条件
日産 キックス(現行型)×全国平均走行距離はたったの0.4万km。新車より約80万円も安い中古車も!
現在の新車の車両本体価格は275万9900~286万9900円(特別仕様車やオーテックバージョンを除く)。一方で中古車の平均価格は、原稿執筆時点で257.5万円となっている。つまり、新車と比べてザッと20万~30万円ほど安く狙えるというわけだ。
では、まだまだ登場して間もないキックスの中古車が値落ちしているのはどうしてだろう?
中古車の延べ掲載台数を見ると、2021年に一気に増えていることがわかる。中古車相場を形成し始めたころは、登録済未使用車やオプション満載のデモカーなど、比較的高価な物件の掲載が中心だったが、時間が経つにつれて様々な状態のものも掲載され始めるように。
結果として一気に平均価格が安くなったものと思われる。十分な掲載台数が揃った2021年5月以降、250万円台で落ち着いているのがその証拠だろう。
落ち着いたと言ったが、別の言い方をすれば下げ止まっているとも言える。やはりデビューしたてのモデルがお手頃になったことで、需要が増えて供給量と拮抗したため、値落ちが止まったということだろう。
とはいえ、最廉価の中古車は200万円を切っているから、新車より約80万円も安くキックスを狙うことができるのだ。
そして平均走行距離は約0.4万kmと、新車の香りが残るような中古車がたくさん流通しているのだから需要、つまり人気が出てもおかしくない。
原稿執筆時点の掲載台数は約500台。その中からどんなキックスを選ぶべきか。続いて車両概要をおさらいしておこう。
モーターならではの力強い走りと「プロパイロット」全車標準装備が魅力
2020年6月にデビューしたキックス。先述のとおり、日産の電動パワートレイン「e-POWER」を搭載するコンパクトSUVだ。
全車2WDで、ライバルにはマツダ CX-3やホンダ ヴェゼルなどがある。
“発電機”であるエンジンは1.2L。ここで発電した電気をバッテリーに送り、最高出力129ps/最大トルク260N・mを発揮するモーターで走る。
129ps&260N・mという数値は、一般的にこのクラスに載せられる中でも大きな排気量の1.5Lエンジンよりも大きいので、力強い走りが楽しめる。
そしてWLTCモード燃費は21.6km/Lと、こちらも良好。
先進安全運転支援機能「プロパイロット」が、全車に標準装備されている点もポイントだ。
同機能は衝突被害軽減ブレーキはもちろん、高速道路でアクセル・ブレーキ操作と、ハンドル操作のアシストを自動で行ってくれるもの。
ただし、「プロパイロット2.0」と違いハンズオフ機能は備わらないので注意。
その他、踏み間違い防止アシストやハイ/ロービーム自動切替機能も備わる。
デビュー時に用意されたグレードはベースの「X」と、ツートーンのインテリアが備わる「Xツートーンインテリアエディション」の2つ。
その後スポーティな内外装の「オーテック」や、アウトドアでの使い勝手が考えられた特別仕様車「コロンビアエディション」が追加されている。
原稿執筆時点では「X」と「Xツートーンインテリアエディション」がほとんどを占め、2グレードの割合は約5:5と拮抗している。
つまり選ぶなら、必然的にどちらかのグレードになる。ちなみにインテリア以外の違いは、Xツートーンインテリアエディションに前席シートヒーターとステアリングヒーターが標準装備されることくらいだ。
ではどんなふうにキックスの中古車を選べばいいのか。下記で紹介しよう。
新車も検討している人にオススメな「登録済未使用車」
中古車には「登録済未使用車」というものがある。これはディーラーが展示や試乗車等に使うために購入(新車登録)した車のこと。
一度登録された以上中古車として扱われるが、先の目的以外にほとんど使用されないため、新車独特の香りが残っているような、できたてほかほかの中古車だ。
原稿執筆時点では、この登録済未使用車が2割以上見つかる。新車時車両本体価格286万9900円のXツートーンインテリアエディションでも、支払総額約250万円から狙えるなど、新車より安く買えるのが登録済未使用車の魅力のひとつ。
もちろん走行距離はいずれも100km未満。年式は2020年式や2021年式もあるが、キックスはまだ一部改良やマイナーチェンジが行われていないだけに、これらの年式でも新車とデザインや機能面で違いはない。
登録済未使用車でも、XとXツートーンインテリアエディションの割合は約5:5。キックスはオーディオレスが標準なので、オーディオやナビが付いているか、あるいは購入後に付けることができるかなども確認して探してみよう。
他モデルに比べれば新車の納車時期に大きな遅れはないようだが、それでもこの新車に近いコンディションの物件がすぐに手に入るということは大きな魅力だろう。
▼検索条件
日産 キックス(現行型)×X/Xツートーンインテリアエディション×登録済未使用車×全国とにかく安さ重視なら支払総額250万円以下の「X」に絞る
とにかく安さ重視なら、新車時の車両本体価格が275万9900円のXがオススメだ。
新車で購入した場合、支払総額は諸費用などを含め約286万円からだが、走行距離3万km前後の中古車なら支払総額約230万円から狙える。ざっと50万円ほど安く手に入れられる計算だ。
中にはオプションのインテリジェントアラウンドビューモニター+インテリジェントルームミラーのセットオプションや、純正ナビが付いている場合もあり、当然その分はさらにおトクになる。
好みのボディカラーや、販売店のエリアを絞りつつ探してみてほしい。
▼検索条件
日産 キックス(現行型)×総額250万円以下×「X」×全国▼検索条件
日産 キックス(現行型)×全国ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
この記事で紹介している物件
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