新型ノア/ヴォクシーの中古車価格が3ヵ月で20万円ダウン! 新車納期6ヵ月超の人気モデル、一度中古も見てみませんか?
2023/06/30
新型ノア/ヴォクシーの中古車価格が下落中!?
2022年1月に登場した人気のミニバン、トヨタ ノア/ヴォクシーの新型(4代目)。
しかし、半導体不足をはじめ世界的情勢によって、デビュー直後から納車が遅れている。メーカーとしても歯がゆいだろうが、原稿執筆時点(2023年6月26日現在)では納車に「6ヵ月以上」かかると公式ホームページでアナウンスされている状況だ。
とはいえ、新型が街に少しずつ出回っているのは確かで、それに伴い、中古車も少しずつ台数が増えている。しかも、一時期は新車より高いこともあった中古車価格だが、最近になってじわりと下落傾向が鮮明になってきた。
登場からまだ間もないゆえ、中古車といっても新車に近いコンディションの物件も多いため、新車で狙っている人も、どんな中古車があるのかのぞいてみて損はないはずだ。
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トヨタ ヴォクシー(現行型)×全国【中古車状況】新型ノア/ヴォクシーともに3ヵ月で中古車平均価格20万円ダウン
デビュー直後は当然台数が1ケタ台と少なかった新型ノア/ヴォクシーだが、それが300台を超えるようになったのは、ノアが2022年10月以降、ヴォクシーは2022年5月以降。
その後も順調に中古車台数は増え、2023年5月時点でノアは約490台、ヴォクシーに至っては約930台と、どちらも中古車流通量が潤沢になってきた。
基本的に需要と供給のバランスで価格が決まる中古車は、台数が増えるほど価格が下がる。新型ノア/ヴォクシーの場合、一時は需要(欲しい人)が供給(中古車の台数)を上回っていたため、中古車価格が高騰した時期がある。
これは、「なかなか納車が進まない新車よりも、すぐに乗れる中古車が欲しい」という人が多かったためと考えられる。
しかし、そうした需要も一段落し、かつ中古車台数が順調に増えてきたこともあり、2023年5月の平均価格はノアが約357万円、ヴォクシーが約389万円と、3ヵ月前の2023年2月にくらべどちらも約20万円も下落している。
前述のとおり中古車台数の増加だけでなく、従来と比べて価格の安いグレードの中古車が流入していることも、平均価格を押し下げている理由のようだ。
では、カーセンサーに掲載されている中古車には具体的にどんな物件があるのか?
まず新車での購入も検討している場合、走行距離が気になるだろうが、原稿執筆時点でのノアの平均走行距離は約2250km、ヴォクシーが約2420kmと、まだまだ新車の香りが残っていそうな物件も見つかるだろう。
さらにディーラーがメーカーから仕入れたものの、まだ登録がされていない未登録車もノアで約60台、ヴォクシーで約90台ある。また未登録車ではないが、ディーラーが展示車や試乗車にするため自社で登録した、登録(届出)済未使用車がノアで約150台、ヴォクシーで約290台見つかった。
つまり、新車に近い状態の中古車が、カーセンサーに上記の台数が掲載されているというわけだ。
もちろん未登録車や登録(届出)済未使用車は、他の中古車と同様にボディカラーやメーカーオプションを選ぶことはできない。しかし、これだけ選択肢が豊富になってくると、ボディカラーのバリエーションも多く、メーカーオプションも装備している物件も多い。
以上より、新型ノア/ヴォクシーを新車で検討しているなら、ぜひ一度中古車もチェックしてみてほしいということなのだ。
では、新型ノア/ヴォクシーのどんな中古車を選べば良いのか? まずは新型ノア/ヴォクシーについて、おさらいしよう。
【モデル概要】安全性能や使い勝手が向上したファミリー向けミニバンの代表格
扱いやすいサイズゆえの運転のしやすさと、車内広さのバランスが良いことで人気のミニバン、トヨタ ノア/ヴォクシー。2022年1月に登場した現行型(4代目)は2Lガソリンと1.8Lハイブリッドという、2種類のパワートレインを用意して登場した。いずれも排気量は旧型と同じだが、どちらも新たに開発されたものだ。
また、新しいプラットフォーム(車の骨格)が採用されたため、全車の全幅が1730mmとなり、5ナンバーサイズをわずかに超えるボディサイズ(3ナンバー車)となる。
車内の広さは旧型とほぼ同じだが、使い勝手の向上が図られている。例えば、パッケージオプションで用意されている「ハンズフリーデュアルパワースライドドア」は、キーを携帯してドア下に足を出し入れすると、スライドドアが自動で開閉するというもの。子供を抱いて両腕がふさがっているときなどに重宝するだろう。
同社の先進安全運転支援機能「トヨタ・セーフティ・センス」は全車標準装備。衝突被害軽減ブレーキや全車速追従機能付きレーダークルーズコントロール、オートマチックハイビームなどに加え、「歩行者が飛び出してくるかもしれない」など、リスクの先読みをすることでステアリングとブレーキ操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」がトヨタ車として初めて採用された。
さらにオプションで、0~40km/hの渋滞時に使えるハンズオフ機能(アドバンストドライブ(渋滞時支援))や、車外からスマートフォンの操作で駐車や出庫ができる機能(アドバンストパーク)も用意されている。
新車の車両本体価格はノアが267万~389万円、ヴォクシーが309万~396万円。
オススメの中古車を紹介する前に、それぞれの中古車状況を説明しておこう。
まず先述のとおり、ノアの中古車平均価格は約357万円、ヴォクシーが約389万円。また、平均走行距離は約2250km、ヴォクシーが約2420km。未登録車はノアが約60台、ヴォクシーが約90台、登録(届出)済未使用車がノアで約150台、ヴォクシーで約290台。
一方、ハイブリッド車の割合はノアが約2割、ヴォクシーに至っては約1割と少なく、価格も新車時からあまり値落ちしていない。
その他、どちらも2WDが9割近くを占め、乗車定員は7人乗りが9割以上と圧倒的に多い、といった状況だ。
つまり、どちらも走行距離が少ないガソリン車の7人乗り・2WD車が選びやすい、というわけ。
以上を踏まえて、オススメの新型ノア/ヴォクシーの中古車を紹介しよう。
とにかく安く欲しいなら「ノアX」「ヴォクシーS-G」がオススメ
とにかく安い新型ノア/ヴォクシーが欲しいなら、ノアならガソリン車のX(2WD)、ヴォクシーならガソリン車のS-G(2WD)がオススメだ。ノアXなら支払総額約250万円から、ヴォクシーS-Gなら約310万円から狙うことができる。
また、ノアXの登録済未使用車は新車時と比べて約30万円、ヴォクシーS-Gの登録済未使用車は新車時と比べて約20万円安く買うことができる。
ノアXは最廉価グレードで、唯一スチールホイール&ウレタンステアリングとなる。また、ディスプレイオーディオや電動スライドドアはオプションだ。ただし、中にはカーナビや助手席側電動スライドドアを備えた物件もあるので、装備を確認しながら欲しい1台を探すようにしよう。
ヴォクシーS-Gも最廉価グレードだが、新車時価格がノアXよりも高いとおり、アルミホイール&本革ステアリング、さらにディスプレイオーディオや助手席側電動スライドドアは標準装備されている。
こちらも、オプションのカーナビを装備している物件もあるなど、オプション装備の有無に違いがあるので、1台ずつ確認しながら欲しい1台を見つけよう。
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トヨタ ノア(現行型)×「X」×全国▼検索条件
トヨタ ヴォクシー(現行型)×「S-G」×全国コスパを重視するなら「ノアS-Z」「ヴォクシーS-Z」がオススメ
コストパフォーマンスで選ぶなら、ノア/ヴォクシーいずれもトップグレードのS-Zのガソリン車(2WD)がオススメだ。どちらも新車の支払総額と比べて約10万円安い、約350万円から狙うことができる。
ノアS-Z/ヴォクシーS-Zとも唯一17インチアルミホイールを履き、両側電動スライドドアやバックモニター、バックドアイージークローザーが備わるなど装備が充実しているグレードだ。また、合成皮革+ファブリックのシート地が備わるなど、見た目も豪華な仕様になっている。
どちらも比較的安価な物件の中には未登録車が多い。一方で、支払総額500万円超のコンプリートカーもあるなど、装備の有無で価格に大きな差がある。探しているうちに目移りがしがちなので、予算を決めて自分好みの1台を見つけるようにしよう。
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トヨタ ヴォクシー(現行型)×「S-Z」×全国▼検索条件
トヨタ ノア(現行型)×全国▼検索条件
トヨタ ヴォクシー(現行型)×全国ライター
ぴえいる
『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。
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