▲歴代のホンダのマシンが集結。それぞれチームや時代は違っても、ホンダのレースに懸ける熱い思いが詰まっているのを感じます ▲歴代のホンダのマシンが集結。それぞれチームや時代は違っても、ホンダのレースに懸ける熱い思いが詰まっているのを感じます

コレクションホール所蔵のホンダF1マシンたちがサーキットを疾走

アアアアアァァアア!! お盆明け、仕事やら学校やらでお疲れのみなさま! 唸っている場合じゃありません。そう、耳を澄ませば違う唸りが聞こえてくる……今年も往年の名車たちが再びサーキットを走る季節がやってまいりました。

例年行われているのでご存じの方も多いとは思いますが、ホンダが収蔵しているレース車両の走行テストが本日8月25日、栃木県のツインリンクもてぎで行われました。

午前中から二輪のマシンたちを皮切りに、約10台が疾走。四輪のラインナップは1991年のF1を戦い抜いたマクラーレン・ホンダ MP4/6、1988年シーズンに投入されたロータス・ホンダ 100T、そして初のコンストラクターズタイトルを獲得したウィリアムズ・ホンダ FW11です。

MP4/6はセナとともにホンダにとって6年連続となるコンストラクターズタイトルを獲得したマシン。一方、FW11はマンセル、ピケのコンビで年間16戦中9勝を挙げました。

どのマシンもあくまでテスト走行ということでコースを走るのは数周だったのですが、ゴオオオオン! という爆音を響かせながら疾走する姿は現役時の姿そのもの。というわけで、10月のF1日本グランプリはまだまだ先ですが、一足早く彼らの先祖ともいうべきマシンを写真でご堪能ください!

▲トップバッターのMP4/6。やはりホンダのF1といえばこのマルボロカラーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。V12の強力なエンジンが唸りをあげます ▲トップバッターのMP4/6。やはりホンダのF1といえばこのマルボロカラーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。V12の強力なエンジンが唸りをあげます
▲お次はロータス。今回のモデルではありませんが、中島選手が数年前に鈴鹿でデモランを見せてくれたのは記憶に新しいところ。昔のマシンを大切に保存してくれる姿勢は素晴らしいです ▲お次はロータス。今回のモデルではありませんが、中島選手が数年前に鈴鹿でデモランを見せてくれたのは記憶に新しいところ。昔のマシンを大切に保存してくれる姿勢は素晴らしいです
▲ラストはウィリアムズ。ECUなどの調整を行っていたようです。1.5Lターボエンジンというと昨今のダウンサイジングのようですが、こちらは最高出力が1050ps以上ともいわれる恐ろしさ。予選ではどれほどのパワーが出ていたのでしょうか…… ▲ラストはウィリアムズ。ECUなどの調整を行っていたようです。1.5Lターボエンジンというと昨今のダウンサイジングのようですが、こちらは最高出力が1050ps以上ともいわれる恐ろしさ。予選ではどれほどのパワーが出ていたのでしょうか……
▲テスト走行の終盤には雨が降り、中止かと思われましたが、一瞬やんだタイミングで最後の周回を披露してくれました ▲テスト走行の終盤には雨が降り、中止かと思われましたが、一瞬やんだタイミングで最後の周回を披露してくれました
▲今回のテスト走行は一般の方々も来場。マシンを間近で見る機会も設けられました ▲今回のテスト走行は一般の方々も来場。マシンを間近で見る機会も設けられました
▲今回二輪、四輪ともにドライバーを務めた宮城光氏。1台1台の短いドライブの中でも華麗なランを見せてくれました ▲今回二輪、四輪ともにドライバーを務めた宮城光氏。1台1台の短いドライブの中でも華麗なランを見せてくれました
text&photo/若菜乱太郎