第109回 VW トゥアレグ(現行型)【おいしい中古車】
2009/12/18
■走破性バツグンのスタイリッシュSUV
冬の寒さもいよいよ本格的になり、スキーやスノボを計画している人も多いと思います。そんな時に役立つのが4WDなわけですが、いくら雪道に似合っても、街中で浮いてしまっては困ります。走破性に優れ、街中でもスタイリッシュなSUV、今回はそんなVWトゥアレグをご紹介します。なんと200万円を切ってきたんですよ!?VWトゥアレグが登場したのは2003年9月のこと。ポルシェと共同で開発を進めていたのは有名な話で、ポルシェはカイエン、VWはトゥアレグという名前で誕生しました。VWとしては初の本格高級SUVで、「3 cars in 1」というオン/オフそれぞれの領域でトップクラスのパフォーマンスを発揮し、さらに高級サルーンに通じる質の高い乗り心地を実現することを目標に開発されました。
↑全長×全幅×全高は、4722×1930×1730(mm)の威風堂々たるスリーサイズ。スタイル的にはポルシェのカイエンに比べるとジェントルなイメージ(左右)
エンジンは、V6の3.2LとV8の4.2Lの2本立て。ミッションはともに6ATで、パドルシフトでスポーツ走行を楽しむことも可能です。そんなことからもわかるとおり、トゥアレグはハンパなスポーティカーなぞ相手にしません。なにせ高剛性のモノコックボディは、設計速度270km/hという高い目標を掲げて開発されているのです。それでいて高級サルーン並みの乗り心地を両立しているのだから驚きます。走破性能の要となる4WDシステムは、新開発の「4XMOTION(フォーエックスモーション)」と呼ばれる電子制御式のシステムが採用されています。これは通常時のトルク配分を前後50:50とし、極限状況では前後輪の駆動力を最大で0:100~100:0の間で変化させるシステムで、水深50cmの場所でも走行できるようになっています。
その他、装備の充実度もかなりのもので、左右独立調整式のフルオートエアコンは当然として、10スピーカーやクルーズコントロールも付いています。安全面においても、ESPのほか、エアバッグはサイドエアバッグだけでなく、リアにもカーテンシールドエアバッグが装備されているなど、非常に高いレベルを誇っています。
↑質感の高い内装はVIP気分に浸れる(左) 傾斜角45度の勾配でも走れる走破性の高さには驚くばかり(中) エアバッグも豊富で安全面の充実度は高い(右)
■修復歴なしで100万円台の物件も登場!
さて、そんなトゥアレグですが、ライバルのポルシェカイエンよりはるかに安く買えます。新車価格が違うのだから当たり前と言われればそれまでですが、もう100万円台で売られている物件もあるのです。最安値の物件は、走行10.1万km、修復歴なしの3.2Lで、価格は188万円です。「走行距離がちょっと」という方は、もう少し予算を上げていただければ大丈夫。同じ3.2Lの修復歴なしの物件で、走行4.0万kmの物件が228.9万円で売られています。ボディも大きくステイタス性も十分。今シーズンの雪山は、スタイリッシュなトゥアレグで行くなんて、かなりオシャレだと思うのですがいかがでしょうか?
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第109回 VW トゥアレグ(現行型)【おいしい中古車】/旬ネタ
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