調査報告書 2010年10月
File No.058

ホンダ アコードPHV

※2010年10月28日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

ホンダ アコードPHV予想イラスト|ニューモデル速報
トヨタ プリウス プラグインハイブリッド|ニューモデル速報GM シボレー ボルト|ニューモデル速報

Photo/マガジンX編集部

予想発表時期2012年11月
●全長x全幅x全高:4895×1845×1470(mm)
●搭載エンジン:1.5L 直4+モーター、3.5L V6ほか

ホンダのPHV戦略はアコードから

2010年7月、ホンダの伊東孝紳社長は年央会見で「中型以上のモデル向けにプラグイン・ハイブリッド(以下、PHV)を開発しており、2012年に日米で販売する予定だ」と述べた。

この第1号モデルとして、次期型アコード白羽に矢が立ったとの情報をキャッチした。現在アコードには、日欧向けと北米向け(日本名:インスパイア)の2タイプがある。次期モデルでは、PHV化を鑑み1車種に統合される可能性もある。

ところでPHVとは何か? 一定距離をEVのように走り、電池が切れかけるとエンジンの動力が使われるエコカーを指す。トヨタのプリウスPHV(写真右上)や、GMのシボレー ボルト(写真右下)などがある。トヨタはハイブリッド車がベースでEV(電気自動車)としての航続距離は短い。GMはEVをベースに発電用のエンジン(駆動はしない)を搭載していることが特徴。

さて、ホンダの方式は? おそらく、エンジンでも走行可能なハイブリッドベースとなるだろう。エンジンは1.5Lの直4だ。実はPHVの発売から1年遅れで、通常のハイブリッドモデルの投入も予定されていることからも間違いない。通常のガソリンモデルは、2.4Lの直4および、3.5LのV6が仕向け地によって使い分けられることになる。

ホンダはこれまで、航続距離や商品力、採算を理由にPHVやEVには冷ややかだった。しかし、燃料電池車のFCXクラリティでまかなうには限界が見えてきた。米・カリフォルニア州のZEV(無公害車)法対応として、このPHVを生かすようだ。トヨタ、日産に次ぎ、ホンダが投入を表明したことで、PHVやEV市場が一段と賑やかになるだろう。

以上