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カローラルミオンの試乗会へ行ってきました(後ろに見えるのは別企画用のホンダクロスロードです)。

もともとアメリカで販売されている車だけに、横幅は1760mmと5ナンバーサイズではありませんし、全高も1630mmと一般的な立体駐車場には入りません。

しかし、特にこの横幅がいいのか、安定感のある走りです。高速道路と一般道をそれぞれ走ってみましたが、どっしり構えた感じと言うか、路面の凸凹もうまく押さえ込む感じで、不快な突き上げはよほどの段差でなければありません。

最初に乗ったのは1.8LのSエアロツアラー。CVTも滑らかで1.8Lエンジンは余裕で加速してくれます。パドルシフト付きのモデルだったので使ってみましたが、なかなか楽しいです。ここで加速を、というときに“ちょん”と一つギアを下げてあげると、思い通りの加速感が味わえます。

室内もうるさくなく、前後席で普通に会話ができます。とはいえ、標準装備の9スピーカーを大音量で鳴らすと、さすがに無理ですが。

ついで1.5LのSエアロツアラー。すぐにこれで十分!と感じられるくらい、走りは滑らかです。こちらにはパドルシフトがありませんが、ここ一発のときはSモードに入れてあげると、1.8L同様、思い通りの加速感が手に入ります。

ですから、1.5Lモデルをオススメしようかと思ったのですが、価格を見ると1.8Sエアロツアラーが210.0万円、1.5Gエアロツアラーが191.0万円。その差19万円。悩む金額ですよね。
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そもそもこの車で語るべきは、動力性能うんぬんより、やはり室内空間です。横幅の広さを感じられるのは特に後席。後ろに二人なら余裕の広さです。後席は座面下に収納スペースがあるので座り心地が気になるところですが、まったく問題ありません。これなら、例えば大人4人でどこかへ出かけても、十分楽しいドライブができるでしょう。
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ちなみになぜ今、ルミオンが投入されたのか? その答えの一つは「カローラ」ブランド存続のためと言えそうです。カローラを愛用し続けた方々はご年配になる一方で、若者の中では今ひとつ人気が盛り上がらない(フィールダーでキムタクを使っても)。そこで、アメリカで若者に人気のあるこの車を投入してきたのではないかと思われます。

そう考えると、やはりオススメしたいのは1.5Lモデル。ディーラーでも様々なオプションエアロパーツが取り付けられるので、例えば上の写真のホワイトボディ、素の1.5Lを買って、好みのエアロパーツで飾って、友達とドライブを楽しむ。それが一番オススメしたい、ルミオンの使い方です。

とはいえ何かと使い勝手の良いこの広さ、現行型bBよりアクのないスタイル…先代bBのように、中年以上の方々にも人気になりそうな気配もしますが。

<カーセンサーnet編集部デスク・ぴえいる>