レクサス IS-F予想イラスト|ニューモデル速報

2014年1月のデトロイトショーで発表されるレクサスの2ドアクーペ、RC−FはIS-Fの後継モデルとなるはずだった。ところが、現行ISをベースにFを開発する計画が浮上。急ピッチで作業が進められることになった

レクサス IS-F、急きょ開発へ

ライバルの動向を見据えたうえでの決定か

後継車に当たるRC−Fをキチンと用意しておきながら、なぜ、いまさらIS-Fを作るのか。最大の理由は、ボディ形状とドアの枚数にある。

RC−Fは2ドアクーペなので使用シーンが限られる。しかし、IS-Fは4ドアセダンがベースのため、後席に乗員が座れるだけの居住性と乗降性が確保できる。つまり、ハイパフォーマンスを目指しながらニーズの拡大も狙ったのだ。

これは、おそらくライバル車の動向を意識してのことだろう。メルセデス・ベンツ C63AMGやBMW M3などは、クーペだけでなくセダンもラインナップしている。アウディ RS4は、セダンの設定がなくワゴンのアバント専用グレードになった。

つまり、1000万円クラスのハイパフォーマンスモデルであっても、セダンやワゴンのラインナップが不可欠なのだ。以上のような理由で、IS-Fも急きょ開発されることになったようだ。

動力系・駆動系はISをベースに先行開発されているRC-Fのものが用いられる。エンジンは、現行IS-Fの5L V8を最高出力450ps/最大トルク55.0kg−mまで引き上げた改良版が搭載されるだろう。

エクステリアでは、現行モデルと同様、ハイパワーに見合ったワイドタイヤを履くためにフェンダーもワイド化される。迫力のあるフォルムとなるだろう。

※2014年1月7日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

レクサスのミディアムラージセグメント車、ISのハイパフォーマンス版がIS-F。BMW M3やメルセデス・ベンツ C63AMGなどと肩を並べる車だ

レクサスのミディアムラージセグメント車、ISのハイパフォーマンス版がIS-F。BMW M3やメルセデス・ベンツ C63AMGなどと肩を並べる車だ

東京モーターショー2013で発表された2ドアクーペのRC。これのハイパフォーマンスモデルに当たるRC−Fをベースに、次期IS-Fは開発される

東京モーターショー2013で発表された2ドアクーペのRC。これのハイパフォーマンスモデルに当たるRC−Fをベースに、次期IS-Fは開発される

予想発表時期2015年以降
全長×全幅×全高4670×1850×1410(mm)
搭載エンジン5L V8
■Photo&Text/マガジンX編集部