BMW 3シリーズカブリオレ 【フルモデルチェンジ】
カテゴリー: BMWの試乗レポート
2007/05/09
1台で2種類の車が楽しめる。ほぼ完璧なるクーペカブリオレ
◆テスト車両:335iカブリオレ
■車両価格:783万円
■主要諸元
●駆動方式:FR
●トランスミッション:6AT
●全長4590×全幅1780×全高1385㎜
●ホイールベース:2760㎜
●車両重量:1820㎏
●乗車定員:4人
●エンジン種類:直6DOHC+ターボ
●総排気量:2979㏄
●最高出力:225kW(306ps)/5800rpm
●最大トルク:400N・m(40.8㎏-m)/1300~5000rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:60L
●10・15モード燃費:8.7km/L
●タイヤサイズ:225/45R17/255/40R17
◆コンセプト
ソフトからメタルへ。快適なクーペとしての顔ももつ
7年ぶりにフルモデルチェンジしたBMW3シリーズカブリオレは、従来のソフトトップからメタル製のリトラクタブルハードトップへ。トップを閉じれば快適なクーペとなるが、すでにクーペをラインナップに備える3シリーズゆえ、あくまで“純然たるオープンカー”として開発されている。
フロントマスクはセダンやクーペと共通の、最新のBMWデザインが与えられているが、サイドビューやリアのテールランプには水平基調が採用され、3シリーズカブリオレの伝統的なクラシカルなデザインが取り入れられている。それでいながら、全体としてバランスの取れたスタイリッシュなハードトップオープンカーに仕上がっている。搭載エンジンはクーペ同様、3L直6直噴ツインターボだ。
◆室内&荷室空間
大人2人がきちんと座れる快適な居住空間と装備
トップを閉じた状態だと、クーペと何ら変わらない、質感の高いルーフやインテリア。3分割されたトップの開閉は電動で22~23秒。フロントシートにシートベルト内蔵となっているため、2ドアながらリアシートへの乗降性にも優れる。そしてリアシートは大人がきちんと座れるニースペース&ヘッドクリアランスが確保されている。
センターのアームレストがトランクスルーになっており、オープンの状態でもスキーやゴルフなど長尺モノが収納できる。また、倒してモノが置けるリアシートなど、実用性の高さが随所に見られる。「サン・リフレクティブ・テクノロジー」を採用した、直射日光によるレザーの温度上昇を防止する内装は、特に夏場のオープンカーにはとってはありがたい装備だ。
◆ドライブフィール
クーペより200㎏の重量増を感じさせない快適な加速
トップを閉めたクーペ時の静粛性の高さ、そして後方視界の良さはハードトップならではの快適性といえる。直6エンジンらしい滑らかさに加え、低回転域から、アクセルにリニアで力強いトルクが盛り上がる。車両重量はクーペより約200㎏重いのだが、それをネガティブに感じさせる側面は皆無で、動力性能的にも不満を覚えるシーンはほとんどない。
ギュッと締め上げられたクーペに対して、しなやかさが際立ち快適な乗り心地が印象的。その一方で、スポーティな走りにも応えてくれるハンドリングの良さも兼ね備えている。クローズド時とオープン時の走行フィールやハンドリングの違いも感じられない。トップを開けた時のエンジンサウンドが心地よく、オープンカーらしい。
◆こんな人にオススメ
BMWの魅力が最も体感しやすい3シリーズ。そのボディにクラストップのパワフルなエンジンが搭載され、高い走行性能や爽快なオープン性能が凝縮された贅沢な車だ。オープンカーに強いあこがれを持ちながら、現実には実用性も無視できない、そんな人にとって、高価だが満足感の得られる車だろう。
【BMW 3シリーズカブリオレのカタログを見る】
(Tester/佐藤久実 Photo/尾形和美)
◆テスト車両:335iカブリオレ
■車両価格:783万円
■主要諸元
●駆動方式:FR
●トランスミッション:6AT
●全長4590×全幅1780×全高1385㎜
●ホイールベース:2760㎜
●車両重量:1820㎏
●乗車定員:4人
●エンジン種類:直6DOHC+ターボ
●総排気量:2979㏄
●最高出力:225kW(306ps)/5800rpm
●最大トルク:400N・m(40.8㎏-m)/1300~5000rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:60L
●10・15モード燃費:8.7km/L
●タイヤサイズ:225/45R17/255/40R17
◆コンセプト
ソフトからメタルへ。快適なクーペとしての顔ももつ
7年ぶりにフルモデルチェンジしたBMW3シリーズカブリオレは、従来のソフトトップからメタル製のリトラクタブルハードトップへ。トップを閉じれば快適なクーペとなるが、すでにクーペをラインナップに備える3シリーズゆえ、あくまで“純然たるオープンカー”として開発されている。
フロントマスクはセダンやクーペと共通の、最新のBMWデザインが与えられているが、サイドビューやリアのテールランプには水平基調が採用され、3シリーズカブリオレの伝統的なクラシカルなデザインが取り入れられている。それでいながら、全体としてバランスの取れたスタイリッシュなハードトップオープンカーに仕上がっている。搭載エンジンはクーペ同様、3L直6直噴ツインターボだ。
◆室内&荷室空間
大人2人がきちんと座れる快適な居住空間と装備
トップを閉じた状態だと、クーペと何ら変わらない、質感の高いルーフやインテリア。3分割されたトップの開閉は電動で22~23秒。フロントシートにシートベルト内蔵となっているため、2ドアながらリアシートへの乗降性にも優れる。そしてリアシートは大人がきちんと座れるニースペース&ヘッドクリアランスが確保されている。
センターのアームレストがトランクスルーになっており、オープンの状態でもスキーやゴルフなど長尺モノが収納できる。また、倒してモノが置けるリアシートなど、実用性の高さが随所に見られる。「サン・リフレクティブ・テクノロジー」を採用した、直射日光によるレザーの温度上昇を防止する内装は、特に夏場のオープンカーにはとってはありがたい装備だ。
◆ドライブフィール
クーペより200㎏の重量増を感じさせない快適な加速
トップを閉めたクーペ時の静粛性の高さ、そして後方視界の良さはハードトップならではの快適性といえる。直6エンジンらしい滑らかさに加え、低回転域から、アクセルにリニアで力強いトルクが盛り上がる。車両重量はクーペより約200㎏重いのだが、それをネガティブに感じさせる側面は皆無で、動力性能的にも不満を覚えるシーンはほとんどない。
ギュッと締め上げられたクーペに対して、しなやかさが際立ち快適な乗り心地が印象的。その一方で、スポーティな走りにも応えてくれるハンドリングの良さも兼ね備えている。クローズド時とオープン時の走行フィールやハンドリングの違いも感じられない。トップを開けた時のエンジンサウンドが心地よく、オープンカーらしい。
◆こんな人にオススメ
BMWの魅力が最も体感しやすい3シリーズ。そのボディにクラストップのパワフルなエンジンが搭載され、高い走行性能や爽快なオープン性能が凝縮された贅沢な車だ。オープンカーに強いあこがれを持ちながら、現実には実用性も無視できない、そんな人にとって、高価だが満足感の得られる車だろう。
【BMW 3シリーズカブリオレのカタログを見る】
BMW 3シリーズカブリオレ 【フルモデルチェンジ】/試乗レポート
あわせて読みたい
- ホンダのSUV一覧8選|新型やクロスロードなど、中古車価格&サイズの違いを解説【2024年】
- BMW X1(3代目)をマンガで解説! スポーティなプレミアムコンパクトSUVはどんな車?【人気車ゼミ】
- ホンダ ヴェゼルの中古車価格が1年で約30万円下落! 人気コンパクトSUV、オススメの買い方・選び方は?
- ポルシェ 911(992型)の中古車流通台数が200台に迫る! 価格相場の最新情報も詳しく解説
- ホンダ シビックタイプR(6代目)をマンガで解説! ストイックなホンダのスーパースポーツモデルはどんな車?【人気車ゼミ】
- ~正解はひとつではない!!~ BMWベストモデル論【カーセンサーEDGE 2024年2月号】
- 普通車とは? 人気ランキング15選(コンパクトカーなど)一覧、軽自動車との違いも解説!
- 【名車への道】’01 アウディ A2
- 新型登場の裏でルノー カングー(2代目)の中古車価格が下落中。狙い時の今、オススメの選び方は?
- 【試乗】新型 ルノー アルカナ E-TECH エンジニアード|スポーティスタイルからクールで未来的なイメージへと鮮やかにチェンジ!