かっぱくんさん(神奈川県)

理想のクルマ

総合評価

5

デザイン:
5
走行性:
5
居住性:
5
積載性:
4
運転しやすさ:
5
維持費:
4

良かった点

・運転の楽しさ
ディーゼルとは言え直6+FRベースで基本的な走りの質感が高いが、設定による振れ幅が大きい。
普段は乗り心地良く静かだが、スポーツモードでは豹変する。ダンパーは硬くなり、車高は20mm下がり、シフトスケジュールとエンジン特性はレスポンス重視となり、ディスプレイは赤基調のやる気にあふれたデザインになり、エキゾーストノート(サウンドエフェクト)はディーゼルのくせにV8のようにドロドロ言い出して(笑)、ついでにシートのホールド性も若干高まる。
1つずつの変化は大きくなくとも、これらの累積による変化は劇的。ワインディングをとても2.4トンのクルマとは思えない身のこなしで駆け抜けられる。

・荷物の積載量
5人乗車時のラゲッジ容量は650Lと大き目。
ただし、このクラスには共通する事項だが補器類がラゲッジの横幅を狭めており、ゴルフバッグは横には入れられない。

・乗車可能人数
7人乗車可能だが、3列目は子ども専用と思っていた方がいい。子どもはむしろ楽しんで乗ってくれる。
ただ、2列目がG05から完全電動化されたので動きが遅く、3列目の乗降性は悪い。

・燃費(=走行可能距離の長さ)
街乗りだと燃費は10km/L前後だが、高速道路であれば80km/h低速で16km/Lを超え、飛ばし気味でも13km/Lを下回らない。
燃料タンクが80Lのため、1回給油すれば1,000kmの連続走行も余裕。

・乗り心地
4輪エアサスのため乗り心地は悪くないが、走り重視のためコンフォートでもふわふわ感はなく硬め。高速道路ではちょうどよくなる。
街中でも空飛ぶ絨毯的な乗り心地を求める人にはメルセデスGLEあたりをお勧めする。

・装備の快適さ
質感の良い内装、シートベンチレーション、保温・保冷ドリンクホルダー、ソフトクロージャードア、出来の良いオーディオ(Harman/Kardon)、アコースティック(防音)ガラスなど、このクラスに期待される快適装備はほぼ網羅している。
唯一、このクラスでステアリングヒーターがオプションなのはどうかと思うが、自分は付けた。

・安全性
アクティブセーフティ:LiDAR以外の最新装備は全て載っていると思ってよい。
パッシブセーフティ:戦車のような剛性感は守られている安心感も強い。

・運転支援能力
余程の悪条件でない限り、前車や白線の認識を外すことはめったにない。
レベル2ではあるが、特定の場所で60km/h以下ならハンズフリーが可能なため、感覚的にはほぼ自動運転。ただしハンズフリー中は視線チェックが厳しく、目が細い私はたびたび警告を受けストレスフルなので、手を添えるだけの通常モードの方が好きだったりする(笑)

・道を選ばない走破性
雪道は4輪スタッドレスで万全、FRの5シリーズワゴンが立ち往生した急登坂も楽勝。
悪路についても車高は通常の200mmから240mmに上げられるため、底部を打つ心配は少ない。
ただし、240mmは30km/hまで、220mmは60km/hまでという制限があり、その速度を超えると問答無用で200mmにまで下がってしまうのがちょっと不満。(240mm→220mmでいったん止めてほしい)

気になった点

全てのBMWの中で最も大きい全幅(2,005mm)に尽きる。
X7ですら2,000mm。
走行中は全く気にならないが、駐車場では気を遣う。

総評

何か1つのことでNo.1にはなれないが、全てにおいて出来が良く、総合力の高さでは断トツでNo.1。
中途半端だと思う人もいるかもしれないが、1つのことでNo.1になるには他の部分を全て諦めなければならず、全てをこなすためにはレベルが大きく下がる。
しかしこのクルマは基本能力の高さと走行モードの振れ幅の大きさによってクルマに求められる要素を何一つ諦めずに突き詰めようとしており、その徹底した姿勢は称賛に値する。
複数台所有が出来ない人には1台で全てを叶えてくれるこのクルマは替えが利かない。

「あの事件」さえなければ日本でももっと売れていたように思う(笑)

特徴

  • ラグジュアリー
  • ハンドリング
  • 加速
  • 走破性
  • 装備充実
  • 燃費良
理想のクルマ
メーカー
BMW
車種
X5
モデル
2019/2~生産中
グレード
xドライブ 40d Mスポーツ 4WD
所有者
自分のクルマ
所有期間
2022/9~
燃費
10.5km/L

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このクチコミに対するコメント

コメント:1件

  • 自己レス。
    「総合力の高さでは断トツでNo.1」と書いたが、ちょっと言い過ぎた。
    総合力という意味ではレンジローバースポーツも超高い。
    この2台に限らず欧州プレミアムクラスのミドル級SUVは万能選手揃いなので、自分が試乗したモデルについて特徴を列記しておく。
    ・X5:万能選手、特に走りの楽しさ
    ・レンスポ:万能選手、特に悪路走破性
    ・カイエン:多人数乗車や航続距離にこだわりがなければNo.1
    ・GLE:スポーツ性は不要でゆったり走りたいならお勧め
    ・XC90:内装の質感と機能性に重きを置くならこれ
    ・Q7:大きな欠点がなく、安い。お買い得。
    ・レヴァンテ:内装にこだわり抜きたいならこれしかないが、ADASやインフォティメントが弱いのが惜しい。

    かっぱくんさん(投稿者)

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