ヒロさん(神奈川県)
投稿日: 2013年2月16日
4点
【エクステリア】
エクステリアデザインは、ボディサイドとリアのバッジを除けば、パナメーラそのものです。
【インテリア】
一方のインテリアは、メーターパネル中央のタコメーターがグレーになり、その右にハイブリッドシステムの作動状況を示すディスプレイが置かれたことが違いになります。ポルシェらしい雰囲気を崩さずに、ハイブリッドカーに必要な機能をうまく盛り込んだ空間という感じがしました。
【エンジン性能】
ボディサイズは4970×1930×1420mmと大柄ですが、車両重量は2020kgで、2輪駆動ということもあってカイエンSハイブリッドより250㎏、トゥアレグ・ハイブリッドより360kgも軽くなっています。おかげで以前乗ったトゥアレグより、加速ははるかに強烈です。しかもアクセルペダルに対する反応はトゥアレグよりダイレクトで、独自のチューニングが施されていると感じました。それでいてサウンドはガソリンエンジンの高性能車とは対照的に無音に近く、新世代のスポーツモデルであることを教えてくれます。
【走行性能】
走行中にアクセルから足を離すと瞬時にエンジンが停止し、モーターはエネルギー回生を行います。信号待ちではもちろんアイドリングストップが働き、通常のスタートは最初はエンジンを使わずに行います。モーターだけで走る「Eパワー」モードも予想以上で、一般道で流れに乗って発進すると、50km/hぐらいまでエンジンなしで加速しました。その後エンジンが始動するときもショックなどはありません。他のパナメーラが使うデュアルクラッチ・トランスミッションではなく、トルコンATを起用したことが大きいのではないかと思います。
【乗り心地】
乗り心地は1000万円以上のセダンらしいまろやかさで、標準装備される可変ダンピングシステムをコンフォートからスポーツに切り替えても固くはありません。ハンドリングは、コンフォートでは動きがおだやかですが、スポーツモードにすれば大柄なボディを感じさせない素直な身のこなしを見せてくれます。リアに重いバッテリーを搭載した効果で、コーナー立ち上がりで後輪が地面を蹴って加速していくという、ポルシェらしいフィーリングが得られることも印象的でした。
特になし
1500万円近い価格はたしかに高いですが、同じハイブリッドカーのレクサスLS600hに近いレベルであり、環境性能は現行ポルシェで最良とのことです。でも走りを犠牲にした部分はなく、乗り心地とハンドリングのバランスは、僕が乗ったパナメーラでは最上でした。このクラスのセダンを選べる人にとっては、最良の選択のひとつに数えられるのではないでしょうか。
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