Report / 古賀 貴司

リーズナブルに狙えて機動力たっぷり

こうして見ると、日本におけるステーションワゴンの新車販売台数は減っています。だから中古車で探すべきですし、値段も割安になりつつあります。連休のお供に、仕事のお供に、家庭のお供にうってつけなステーションワゴン。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。

第5位はボルボV70(旧型)。プロのカメラマンがV70を愛用することが多いということは、その使い勝手の良さと長距離移動の快適さが裏づけられているようなものでしょう。シートは大柄なラウンジソファのようで、疲れ知らずです。だから、連休ドライブにはうってつけ。荷室は広々としているので家族でバーベキューを楽しむもよし、荷物たくさんで里帰りをするもよし、キャンプの相棒にだってなります。旧型でも不思議なほど古臭さはないので、周囲からの目は“勝ち組"ですね。

第4位はトヨタカルディナ(絶版)。トヨタとしてはスバルレガシィツーリングワゴンの対抗馬として投入したようですが、いつの間にか絶版になってしまいました。なかでもオススメしたいのは、ターボエンジンを搭載したGT-FOURです。スポーツカー顔負けの性能をもっていながらワゴンとしての実用性を兼ね備えた、欲張りなモデルに仕上がっていました。スポーツカーが欲しいけれども、家族を説得できないお父さんにピッタリかもしれません。乗るなら今のうち。

第3位はスバルレガシィツーリングワゴン(現行)。カーセンサーnetカタログ検索ランキングでは、毎回上位に入る人気車です。コストパフォーマンスで考えれば、新車でもお得な一台かもしれません。現行モデルながら、新車登場から時間がたっていることから中古車ならかなり割安に感じられるでしょう。水平対向エンジンはポルシェとスバルしか作っていませんし、低重心がもたらす優れたハンドリングは運転した人にしかわからない“美味"です。お試しあれ。

第2位はトヨタクラウンエステート(絶版)。言わずもがな、トヨタを代表する高級車の一つがクラウンです。そんな高級車がベースのワゴンって聞くだけで、面白そうじゃありませんか? 乗り味は高級車のままに、ワゴンの使い勝手がプラスされているんです。最近のワゴンとしてはちょっとアンバランスなデザインも、ちょっとハズしたオシャレかもしれません。家族で移動するには快適な高級車で、遊びに使うにはギャップたっぷりの実用車。もう二度と出ないかもしれません。

第1位は日産ステージア(絶版)。日産は、日本では売りにくいとされるクーペは作り続けているのに、フルサイズステーションワゴンはステージアの絶版をもって生産終了してしまいました。旧々型スカイラインのシャーシを流用していて、走りは抜群。今見ても、古臭くないデザインは賞賛に値します。使い勝手もイイし、値段もこなれているし、程度の良いモノがあるうちに乗っておきたい車です。家族でも独身でも、連休中のドライブには強い味方になってくれます。

フォトコレクション

写真:第4位:トヨタカルディナ(絶版)

第4位:トヨタカルディナ(絶版)

写真:第3位:スバルレガシィツーリングワゴン(現行)

第3位:スバルレガシィツーリングワゴン(現行)

写真:第2位:トヨタクラウンエステート(旧型)

第2位:トヨタクラウンエステート(絶版)

写真:第1位:日産ステージア(絶版)

第1位:日産ステージア(絶版)