スズキ ワゴンRスマイル、登場から1年で中古車流通量が500台超え! 買い方・選び方のオススメって?
2022/08/27
買い物や送迎などの日常使いにちょうどいいサイズ感の軽ワゴン。あえて弱点を挙げるとしたらスライドドアが付いていないことだろう。
だが、軽ハイトワゴンとはまた違う軽ワゴンならではの利便性が与えられたスライドドアワゴンとしてダイハツがムーヴキャンバスを投入し、大ヒット。そのライバルモデルとして2021年9月に登場したのがスズキ ワゴンRスマイルだ。
デビューから1年経過し、中古車流通量も順調に増え、現時点で約530台ほどとなっている。
本企画ではワゴンRのモデル概要と中古車事情、そしてオススメグレードをひもといていこう。
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スズキ ワゴンRスマイル(現行型)×全国【ボディサイズ・デザイン】愛着を持って乗ることができるデザイン
当然のことだが、軽自動車であるワゴンRスマイルは軽企画に沿って設計されているため、全長は3395mm、全幅は1475mmになる。全高はワゴンR(1650mm)より少し高く、スペーシア(1785mm)よりも低い1695mmに設定されている。
TVCMには女優の広瀬すずさんが登場。スペーシアはCMで「家族」を前面に打ち出しているのに対し、ワゴンRスマイルは広瀬さんが楽しそうに車を紹介。このことからワゴンRスマイルはファミリーよりも独身世代やカップル、あるいはDINKSをメインターゲットにしていることがうかがえる。
デザインは丸四角いイメージで可愛らしいものに。そしてデコラティブではなくシンプルな造形にして愛着とぬくもりを感じられるようにしている。
その方向性を象徴するのがグレード構成だ。現在は多くの軽自動車が標準グレードと高級感を高めたカスタムグレードを設定しているが、ワゴンRスマイルは標準グレードのみの設定で、エントリーグレードと上級グレードは厚肉インナーレンズを使ったLEDヘッドライトの有無で差別化を図っている。
【パワーユニット】エントリーグレード以外にマイルドハイブリッドを搭載
ワゴンRスマイルはエントリーグレード、中間グレード、上級グレードというシンプルなグレード構成で、それぞれFFと4WDが用意される。また、中間グレードのハイブリッド Sには2トーンルーフパッケージが用意される。
新車価格は以下のとおり。
G FF:129.69万円 4WD:142.01万円
ハイブリッド S FF:147.29万円 4WD:159.61万円
ハイブリッド S 2トーンルーフパッケージ装着車 FF:153.34万円 4WD:165.66万円
ハイブリッド X FF:159.28万円 4WD:171.6万円
グレード名からもわかるように、エントリーグレードのG以外のグレードには減速時のエネルギーで発電した電気を使ってモーターがエンジンをアシストするマイルドハイブリッドが搭載されている。
燃費はマイルドハイブリッドを搭載したFFモデルで25.1km/L(WLTCモード)になる。
【安全性能・装備】先進安全装備は全グレード標準装備
独身世代やDINKSがメインターゲットだとリアシートの快適性は必要ないと感じるかもしれないが、ワゴンRスマイルは前席から後ろの快適性も高めて、様々なニーズに応えられるようにしている。
リアシートには左右独立でスライド機構とリクライニング機構が付いているので、車内でゆっくりくつろいだり、荷物量に応じて荷室を広げたりできる。また、リアシートはワンタッチで格納でき、格納後はほぼフラットな荷室が出現する。
先進安全装備はステレオカメラで前方を監視するデュアルカメラブレーキサポートや誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能などが全グレード標準装備になる。全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)や標識認識機能などがセットになったセーフティプラスパッケージはGを除くグレードにオプション設定されている。
予約ロック機能付きの両側電動スライドドアとUSBソケットはGを除くグレードで標準装備。上級グレードのハイブリッド Xには360°プレミアムUV&IRカットガラス、サイドターンランプ付きドアミラー、シートバックテーブルなどが標準装備になる。
【中古車の相場状況】上級グレードの流通量が多数
2022年8月下旬段階でワゴンRスマイルの中古車は約530台流通。価格帯は総額130万~240万円で、平均価格は165.7万円だった。
グレード別に見ると以下のとおり。
■G
流通量:約50台
価格帯:総額130万~170万円
■ハイブリッド S
流通量:約70台
価格帯:総額140万~200万円
■ハイブリッド S 2トーンルーフパッケージ装着車
流通量:約80台
価格帯:総額150万~210万円
■ハイブリッド X
流通量:約330台
価格帯:総額160万~240万円
ワゴンRスマイルの中古車を選ぶ場合、まずは厚肉インナーレンズ付きのLEDライトで高級感を高めたハイブリッド Xにするか、ハロゲンライトでシンプルさを追求したハイブリッド SまたはGにするかを考えたい。両車はグリルデザインも異なるので、どちらが好みかじっくり考えてみよう。
中古車の流通量を見てもわかるように、人気は高級感があるハイブリッド X。前流通台数の6割以上を占めているので、色や装備など好みのものを探しやすいはずだ。約330台ある中古車のうち、170台以上は届出済未使用車(登録はされていて実際に使用されていない車)になる。
低価格帯でも未使用車は簡単に見つかるが、ほとんどはナビが付いていないので注意が必要。ナビ付きは総額170万円前後から見つかるが、搭載されているのがスマートフォン連携機能付きナビとは限らないので、そこにこだわる人は事前の問い合わせ段階でショップに確認を。
最近軽自動車でも注目度が高いACCを含むセーフティプラスパッケージ装着車は、ハイブリッド Xだと約40台流通していて、総額180万円前後から見つかる。
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スズキ ワゴンRスマイル ハイブリッド X(現行型)×全国とにかく予算を抑えてワゴンRスマイルに乗りたいという人は、エントリーグレードのGやハイブリッド Sに注目。
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スズキ ワゴンRスマイル G(現行型)×全国▼検索条件
スズキ ワゴンRスマイル ハイブリッド S(現行型)×全国マイルドハイブリッドシステムを搭載していない分、Gはハイブリッド Sより10万円ほど安い。
どちらも低価格帯から届出済未使用車を探すことが可能。ただ、ナビ付きの中古車はあまり流通していないので、購入時に取り付けてもらうことを考えた方がいいだろう。
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スズキ ワゴンRスマイル(現行型)×全国※記事内の情報は2022年8月21日時点のものです。
自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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