新型BMW X3が発売されたけど、先代3代目の中古車価格は今いくら? 最新相場とオススメの買い方・選び方を紹介
カテゴリー: 特選車
タグ: BMW / SUV / クルマを選び始めた人向け / 高級 / ディーゼル / プラグインハイブリッド / 4WD / X3 / 伊達軍曹
2024/12/25
▲BMW X3が全車マイルドハイブリッドとなる新型(G45型)へフルモデルチェンジしました。新型も気になりますが、それと同時に気になるのは「新型登場の影響で先代のG01型がお安くなっているのでは?」ということ。実際のところは……新型X3は全車48Vマイルドハイブリッドに
大人気の輸入SUV、BMW X3が2024年11月、第4世代へとフルモデルチェンジされました。
今回登場した新型X3は、エクステリアデザインをより立体感を強調したものへ変更すると同時に、全車に48Vマイルドハイブリッドシステムを採用。そしてインテリアには、メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化させた「BMWカーブドディスプレイ」が採用されています。
▲こちらが新型BMW X3。キドニーグリルはかなり大型化されている
▲新型X3のインテリア。最近のトレンドである「つるんとした感じのシンプル系デザイン」が採用された全ラインナップが電動化されたパワーユニットは最高出力190psの2L直4ガソリンターボの他、最大トルク400N・mを発生する2L直4ディーゼルターボと、最高出力381psの強力な3L直6ガソリンターボをバランスよく配置。
より進化した運転支援システムを含め、なかなか魅力的な仕上がりとなっています。
新型はもちろんいいが「先代」も依然として魅力的なのでは?
とはいえ、先代のBMW X3である3代目(G01型)も、このたび登場したG45型にさほど負けていないように思われます。
先代のパワーユニットは一部を除き48Vマイルドハイブリッドシステムを採用していませんが、WLTCモード燃費は下記のとおりさほど大差なく、パワーもおおむね同等。
・新型xドライブ20d:16.3km/L
・先代xドライブ20d:14.5km/L
運転支援システムも、特に2021年10月以降の後期型であれば、新型と比べてもさほど遜色ありません。そしてエクステリアとインテリアのデザインも――もちろん人それぞれの好みにもよりますが、先代X3の方がセンス良好なのではないかと個人的には思います。
▲こちらがG01型こと先代BMW X3の後期型
▲マッシブでありながらシャープであるとも感じられる先代後期型のリアビュー
▲先代X3のコックピットはこのような感じ。「つるんとしてる新型より、こっちの方が好き」という人も少なくないのでは?さらに決定的なのは、新型BMW X3の新車をオーダーするとなると最安グレードでも総額800万円を超えてしまいますが、先代の中古車であれば、後期型であっても総額500万円前後から検討可能であるということです。
もちろん「それでも自分は新型が欲しい!」と考える人を止めるつもりはありません。しかし「もしかしたら先代の方が、自分にとっては高コスパかも?」と考える一部の人に向け、今このタイミングであえて「先代BMW X3の選び方」を考えてみたいと思います。
中古車を絞り込むうえで知っておくべきグレードの差異は?
先代BMW X3は2017年から2024年までの7年間に、多種多様なグレードが販売されました。それらのすべてを詳細に紹介するとかなりのボリュームになってしまうのですが、最低限以下の事柄を頭に入れておけば、中古車選びをする際に混乱したり、困ってしまうことはないはずです。
先代BMW X3には、大きく分けて以下6種類のパワーユニットが用意されていました。
●xドライブ20d
最高出力190ps/最大トルク400N・mの2L直4ディーゼルターボエンジン。先代X3における中心的なパワーユニットです。
●xドライブ20i
最高出力184ps/最大トルク290N・mの2L直4ガソリンターボエンジン。中古車の流通量は少なめです。
●M40d(~2020年10月)
最高出力326ps/最大トルク680N・mの強力な3L直6ディーゼルターボエンジンを搭載しています。
●M40d(2020年11月~)
M40dの3L直6ディーゼルターボは2020年11月以降、最高出力11psのジェネレーターを含む48Vマイルドハイブリッドシステム付きに変更されました。
●M40i
ディーゼルではなくガソリンターボの3L直6。最高出力387ps/最大トルク500N・mという強力なスペックです。
●xドライブ30e
パワーユニットは、最高出力184psの2L直4ガソリンエンジンに同109psのモーターを組み合わせ、システム最高出力292psとなるプラグインハイブリッドシステムです。
▲プラグインハイブリッド車である「xドライブ30e」のメーターまわり
先代BMW X3は2021年10月にマイナーチェンジを行っており、このマイナーチェンジを境に「前期型」と「後期型」に分けることができます。それぞれの世代の主な特徴は下記のとおりです。
●前期型(2017年10月~2021年9月)
・フロントグリルは左右分割デザイン
・運転支援システムは、当時BMWの最新世代だった「ドライビング・アシスト・プラス」
▲こちらが前期型のフロントマスク。キドニーグリルは左右に分割されている●後期型(2021年10月~2024年10月)
・フロントグリルは左右一体構造
・より空力性能に優れた形状の前後バンパーと、新デザインの前後ランプ
・運転支援システムは、ハンズオフ運転も可能な「ドライビング・アシスト・プロフェッショナル」
▲こちらは2021年10月以降の後期型。左右一体構造のキドニーグリルになり、ヘッドランプやバンパーの形状も変更された以上を踏まえつつ次章、「では今、どんな先代BMW X3を選ぶべきか?」という具体的な話へと移ってまいりましょう。
オススメの買い方①|「価格重視」で前期型ディーゼルターボを狙う
抑え気味の購入価格で先代BMW X3を入手したい場合のメインターゲットは「前期型のxドライブ20d」です。
ディーゼルターボエンジンを搭載するこのグレードの「Mスポーツ」または「Xライン」を、総額300万~350万円付近でサーチするというのが定石になります。
▼検索条件
BMW X3(3代目) × 2017年10月~2021年9月 × xドライブ20d × 全国
▲こちらが先代BMW X3の前期型。写真のパッケージは「xライン」2Lのガソリンターボエンジンを搭載する「xドライブ20i」でもいいのですが、あいにく20iは中古車流通量がかなり希少。そしてディーゼルターボのスタンダードグレードである「xドライブ20d」は、MスポーツやXラインより安価に狙えるはずではあるのですが、こちらもあいにく中古車は超希少です。
そのため、ここでの狙い目は必然的に「xドライブ20d Mスポーツ」または「xドライブ20d Xライン」ということになるわけです。ちなみに「M40d」と「M40i」「後期型」は、「購入価格を抑えたい」というニーズには合致しません。
前期型xドライブ20dにおける「Mスポーツ」と「Xライン」の主な方向性の違いは下記のとおりです。
【Mスポーツ】
MスポーツサスペンションやMエアロダイナミクス・パッケージ、マルチファンクション Mスポーツ・レザーステアリング、黒で引き締めた内外装パーツなどを装着するスポーティなパッケージ。
▲全体的にスポーティなあしらいとなる前期型Mスポーツ(※写真はM40i)
▲マルチファンクション Mスポーツ・レザーステアリングが特徴的な前期型Mスポーツのインテリア(※写真はM40i)【Xライン】
ノーマルサスペンションとヴァーネスカ・レザーシート、クローム系の内外装パーツなどを装着するラグジュアリーなパッケージ
▲クロームパーツを多用する前期型Xライン。サスペンションもスポーツタイプではなく、ノーマルサスペンションが採用されている
▲スポーツ・レザーステアリングの形状もMスポーツとは大きく異なる前期型Xラインのインテリアどちらを選ぶかは好みの問題であり、両者の中古車価格もそれほど大きくはないため、結論としては「お好きな方をどうぞ」ということになります。ただし流通量はMスポーツの方がダブルスコアで多いため、「Mスポーツの方が取捨選択しやすい」とはいえるでしょう。
オススメの買い方②|「後期型ディーゼルターボ」にこだわる
2021年10月以降の後期型を狙う場合も、ガソリンターボの20i系は非常に希少であり、高出力なM40d/M40i系はやや高額すぎるということで、2Lのディーゼルターボエンジンを搭載する「xドライブ20d Mスポーツ」がターゲットになります。
ちなみに20dの「Xライン」は、後期型ではラインナップから消滅しています。
▼検索条件
BMW X3(3代目) × 2021年10月~2024年10月 × xドライブ20d × 全国
▲こちらが後期型ディーゼルターボのMスポーツ(※写真は本国仕様のxドライブ30d Mスポーツ)後期型xドライブ20d Mスポーツの中古車価格は総額500万~750万円といったところですが、総額650万円以上のゾーンでは走行距離が数千kmレベルの上物が狙える半面、「……ここまでの予算を投じるなら、いっそ新型の新車をオーダーした方が良かったのでは?」という迷いや後悔を生じさせる可能性があります。
そのため先代X3の後期型を狙う場合は「総額500万~600万円ぐらい」の価格帯で探す方が、総合的な幸福度は高まるでしょう。この価格帯でも走行距離1万km台から2万km台までの物件は豊富に流通していますので、普通に考えれば十分以上です。
オススメの買い方③|「プラグインハイブリッド」を狙ってみる
本国では新型X3にもプラグインハイブリッド車が設定されていますが、日本仕様には存在しません。
そのため「自宅で充電し、EV走行ができる」というプラグインハイブリッドのBMW X3を入手したい場合は、必然的に先代G01型の「xドライブ30e」を狙うことになります。
▲最高出力184psの2L直4ガソリンエンジンに同109psのモーターを組み合わせたxドライブ30eしかし30e系の中古車はなかなか希少で、2024年12月中旬現在の流通量はわずか6台。価格帯としては総額470万~610万円というイメージです。
とはいえ、少数ながら流通していることは確かですので、「自宅近くの販売店に置かれていない」という問題はあるかもしれませんが、総額500万円前後でxドライブ30e Mスポーツの良質物件を見つけるのは不可能ではありません。
ちなみに30eのEV走行可能距離はWLTCモードで44km。あまり長くはありませんが、日常的な買い物や送迎などにおいては、一度もエンジンをかけることなく用事を済ませることができるでしょう。
▼検索条件
BMW X3(3代目) × xドライブ30e × 全国その他、プラグインハイブリッドではなく48Vマイルドハイブリッドにはなりますが、2020年11月以降の「M40d」を狙いたいという場合は、総額620万~820万円付近のゾーンで16台ほどが流通しています。
もちろんかなり高額な買い物にはなるわけですが、予算の余裕がある人には、総額720万円前後のM40dはかなり魅力的な選択肢であるはず。
▼検索条件
BMW X3(3代目) × M40d × ハイブリッド × 全国
▲2020年11月以降のM40dに採用された48Vマイルドハイブリッドシステム新型X3の高性能グレードである「M50xドライブ」を買うとなると支払総額は1000万円を軽く超えますので、先代M40d後期型の「総額720万円前後」というのは、考えてみればリーズナブルなのかもしれません。
予算に余裕がある方は、ぜひご検討ください。
▼検索条件
BMW X3(3代目) × 全国
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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