ハリアー▲自動車・中古車に関する調査・研究を通じ業界の発展を目指すリクルート自動車総研が、調査データと独自の考察をお届けします。今回のテーマは「中古車市場におけるSUVの人気」について

サイズもデザインも多種多様に。選択肢の増加も人気を加速

ポルシェやフェラーリなどハイエンドなメーカーを含め、「新車が出る=SUVが出る」と言っても過言ではないくらいすっかり人気のボディタイプとして定着したSUV。もはやSUVでなければ売れない!? くらいに重要な位置付けになっているとも言えます。

新車市場から数年遅れてトレンドが浸透する中古車市場でも、SUVがその勢力を伸ばしてきているのがわかります。

直近2021年の調査では、2015年比で2.6倍になり購入者全体の10%を初めて超えました。“燃費” を武器に大きなシェアを占めていた軽自動車とハッチバックの代わりにSUVが伸びてきたのです。

リクルート自動車総研グラフ

カーセンサー内での問い合わせデータを活用し注目度をランキング化したカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤーでも、2021年はハリアー、ヤリスクロス、ジムニー、RAV4などが上位にランクインしています。

シュッとしたデザインもあれば、カクカクしたオフロードを想起させるもの、大小様々なサイズと、多くのユーザーの需要に応える幅広いラインナップも人気の秘密ですね。
 

ハリアー ▲都会的な雰囲気が魅力のハリアー。カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2021では第1位を獲得した

お出かけやレジャー用途が多数。SUV支持層は見た目重視派

コロナ禍で日々の過ごし方が大きく変わったここ最近は、とくにオフロード寄りのSUVが注目を集めています。

購入後の楽しみ方を聞く設問では、「旅行やアウトドアなど、レジャーに出かけた」や、「出かける範囲を広げた、広がった」とアクティブな用途に活用されている回答が目立ちます。また、SUVの購入者が購入時に重視した項目では、「見た目、外装」がトップ。流線型からカクカク、クーペにオープンと、様々なデザインが存在しているのもうなずけます。

ジムニー 軽自動車ながら高い悪路走破性を誇るジムニー。カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2021では第3位

そして、SUV購入者の平均予算は234万円。全体平均148万円を大幅に上回っているのです。

見た目にこだわって購入し、アクティブにお出かけする。車をポジティブな消費に変えてくれるなんて、まさにSUVマジック! 若者からの支持が7割弱、これからも伸びること間違いナシです。
 

ヤリスクロス ▲コンパクトカーのようなサイズ感と使い勝手が人気のヤリスクロス。カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2021では第2位にラインイン

▼検索条件

トヨタ ハリアー(現行型) × トヨタ ヤリスクロス(現行型)× スズキ ジムニー(現行型)× スズキ ジムニーシエラ(現行型)× トヨタ RAV4(現行型)× スズキ ジムニー(JA型)
文/西村泰宏、写真/尾形和美、トヨタ、スズキ
西村泰宏(にしむらやすひろ)

リクルート自動車総研所長

西村泰宏

カーセンサー統括編集長 兼 リクルート自動車総研所長。自動車メディアを車好きだけでなく、車を購入するすべての人のエンターテインメントに変革すべく日々の仕事に従事している。