次期スープラ、完全BEV化は“白紙”に? 内燃機関を有する新型スポーツカーとして開発し直しか
カテゴリー: クルマ
タグ: トヨタ / スープラ / ニューモデルスクープ!
2024/04/18
※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください
BEVスポーツカーは断念か
2023年ジャパンモビリティショー出品のFT-Se。同車はGRカンパニーが模索する「カーボンニュートラル時代におけるスポーツカーの将来像」としてお披露目された。
ショー閉幕後も取材を続けたマガジンXスクープ班は、次期スープラとして開発が始まっていることを突き止めていた。
BEVに生まれ変わる次期モデルは2026年頃に発売される前提で取り組みが行われてきた。しかし、そのプロジェクトが止まってしまった模様だ。
バッテリー搭載量がモノを言う電気自動車
プロジェクト中止の原因はどこにあるのか。「性能が目標値に遠く及ばないため」と開発関係者は証言している。
当然ながらスポーツカーは、運動性能と空力特性を向上させるために低く設計することが求められる。しかし、いま市販化されているBEVは一般的に床下にバッテリーを敷き詰める構造に仕立てられている。
低く仕上げたいスポーツカーの鉄則に相反する。バッテリー搭載量を増やせなければ、航続距離を稼ぐことも、瞬発的に大きな電力を使うことも難しい。
果たして次期スープラはどうなる?
BEV化の断念で白紙に戻された次期スープラは、内燃機関を有するスポーツカーとして開発し直される模様だ。
だが、改めてコンセプトづくりから始めていては、発売は2028年頃にズレ込む可能性もある。関係者は「仕切り直して再スタートを切っても結局は断念してしまうのではないか?」と悲観的だ。
せっかく復活したスープラのブランドは、約6年の夢で終わってしまうのか。
※2024年3月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- トヨタ クラウンの旧型中古車価格が50万円以上ダウン! 注目の人気国産セダン、今オススメの買い方・選び方は?
- アウトランダー、三菱が画策するスポーツブランド「ラリーアート」を準備中? 2025年に登場か
- トヨタ RAV4の中古車価格が1年で約30万円ダウン! 人気国産SUV、今オススメの買い方・選び方は?
- トヨタ GR86の中古車価格が1年で約30万円下落! 新車よりお得な「買いの条件」とは? 人気国産スポーツカーのオススメを解説
- プロも驚く磨き上げで今も現役! 旧車好きの羨望を独り占めにするトヨタ ソアラエアロキャビン
- マツダ CX-80、いよいよ準備完了? 最終仕上げ中の模様
- クラウンクロスオーバーがマイナーチェンジ? 特別仕様車も併せて最新型デビューか
- 新型トヨタ クラウンの新車価格約730万円に絶望した人に贈る「半額でコレ、代わりにどうですか?」5選
- トヨタ 86(初代)の中古車価格が1年で約20万円下落! 人気国産スポーツカー、今オススメの買い方・選び方は?
- トヨタ小型FRスポーツ計画の次期“アイデア”を予想