損をしないローンの組み方とは?
カテゴリー: 中古車の購入法
タグ:
2009/04/06
気を付けたいのは、やっぱりローン回数
ローンは金利が高くなるほど、また支払い回数(期間)が多いほど総支払額が増える。したがって、なるべく低い金利で借りて、早めに返すというのが基本だ。
とはいえ、月々の支払い額を増やしてまで回数を減らすような無理な支払い方をすると、生活が破綻しそうになって泣く泣く車を手放すことに……なんてことにもなりかねない。
そこでまず、なるべく安い金利で借りる方法を考えた方がいい。
一般的に銀行の中古車ローンは、他のローンと比べて金利が低い。さらに給料の振り込み先だったり、公共料金を支払っていたり、住宅ローンなど他のローンを組んでいたりする銀行であれば、金利が低くなることもある。ただし審査が厳しく、審査にも時間がかかるので、中古車探しを始めた段階で、銀行にローンを申し込むなど早めの行動が大切だ。
農協や労金、共済組合などから借りられる人は、他と比べて金利が低めなので活用を検討してみよう。
気を付けたいのは、ローン回数だ。最近では84回(7年)や96回(8年)というように、かなり長い期間貸してくれるようになったし、回数を増やせば当然、月々の支払い額は減らせる。しかし、払う期間が長くなるだけ総支払額は増えることだけは頭に入れておきたい。
また、たいていのローンでボーナス払い併用ができるが、経済状況にも大きく左右されるし、あまりオススメではない。むしろ、ボーナスが想定以上にもらえた時はローンの繰り上げ返済に回すようにして、ローンの負担を無理せず軽減するようにした方がいいだろう。
さらに、中古車でも残価設定ローン(3年後など時期を決め、そのときの下取り価格を設定して、その分を支払い額から差し引き、残りの分だけローンで支払う方法)を用意している販売店もある。他と比べて月々の支払い額がグッと抑えられることが特徴だが、金利が高かったり、下取り時の車の状態によっては追加で支払うこともあり得るなどリスクもある。販売店にきちんと説明してもらい、納得したうえで選ぶようにしたい。