メルセデス・ベンツ Aクラス(3代目)▲もしも150万円くらいの予算で中古車購入を検討しているなら、例えばこんなスタイリッシュな輸入コンパクトはいかがだろう?

人気軽自動車とほぼ同額で狙えるスタイリッシュ輸入コンパクトカー

カーセンサーでも人気の高い軽自動車。人気ゆえ中古車価格は高めで、例えば人気の現行型ホンダ N-BOXの中古車平均価格は、原稿執筆時点で約150万円だ。

確かに最近の軽自動車の性能は飛躍的にアップしており、高めとはいえ納得感ある価格かもしれない。

しかし、もしも150万円程度の予算を捻出できるなら、実はかなり選択肢が広がる。例えば、輸入コンパクトカーなんてどうだろう?

輸入コンパクトカーには、走行性能の高さや他人とのカブりにくさ、そして何よりもスタイリッシュという、軽自動車とは違った魅力がある。

それに、新車時は軽自動車の約2倍の価格だったのに、年式の違いはあれど同じくらいの予算で買えるのだからおトク感は高い。

ということで今回は、予算150万円以下で狙える、スタイリッシュな輸入コンパクトカーを5モデルピックアップ。

もし「150万円も出すのなら、他も検討してみてもいいかも?」と思ったら、ぜひ下記を参考に検討してみてほしい。
 

 

スポーティさが強調されたメルセデスのコンパクトハッチ
メルセデス・ベンツ Aクラス(3代目)

Aクラス(旧型)▲フロントグリルは横に2本のバーが走るグリルと、背後が宝石のようにきらめくダイヤモンドグリル(写真)の2種類がある。デビュー時、ダイヤモンドグリルはA250系のみだったが、次第に採用されるグレードが増えていった

2012年11月に登場した3代目メルセデス・ベンツ Aクラス。

過去2世代は背が高く、フロントからルーフまでのワンモーションフォルムという独特なスタイルだったが、この3代目から一転。ボンネットがハッキリとある、5ドアハッチバックスタイルに生まれ変わった。

ワイド&ローなプロポーションや、大型のフロントマスクでアグレッシブかつスポーティさが強調されたエクステリアデザインが特徴だ。

インテリアも同社らしく、質が高く洗練された空間にまとめられている。また、シートはヘッドレスト一体型のスポーツシートが全車に備えられるなど、エクステリア同様にスポーティさが強調されている。

デビュー時のエンジンは1.6Lターボ(A180)と2Lターボ(A250)の2種類。どちらも7速デュアルクラッチ式の2ペダルMTである7G-DCTが組み合わされた。

また、2Lターボ車(A250)は同社のモータースポーツ部門であるAMGが開発の初期段階から携わったモデルで、それを示す「シュポルト」のサブネームが付けられた。

安全装備では、前方車との距離が近すぎると警告灯や警告音で注意を喚起するレーダー型衝突警告システム「CPA」や、ドライバー眠気を検知して注意を促す「アテンションアシスト」は全車に標準装備だ。

2015年11月のマイナーチェンジでは、より精悍なフロントマスクに変更されている。

デビュー時の車両本体価格は284万~420万円だった。
 

Aクラス(旧型)▲全幅が1780mmのため3ナンバーとなる。衝突被害軽減ブレーキは他の安全機能とともに「セーフティパッケージ」としてオプションで用意された
Aクラス(旧型)▲ジェット機のエンジンをモチーフにしたデザインの送風口が備わる。オーディオやオプションのカーナビなどを操作する同社のコマンドシステム(7インチディスプレイ付き)や、駐車時に便利なリアカメラは全車標準装備
Aクラス(旧型)▲マイナーチェンジでは走行モードを4つのモードから任意に選べる「ダイナミックセレクト」や、様々な情報を映し出す8インチに大型化されたワイドディスプレイが全車に標準装備された

狙い目は台数が多くて選びやすい「A180」

原稿執筆時点の中古車台数は約440台。平均価格は約140万円で、平均走行距離は約4.3万kmだ。

総額150万円以内でオススメなのは「A180」。全体の約3割を占める台数があるため選びやすく、総額約90万円から狙うことができる。

また、走行距離3万km未満&修復歴なしで絞っても総額120万円あたりから見つけられる。

総額150万円以下でも、オプションだった衝突被害軽減ブレーキ(セーフティパッケージ)装着車や、フロントマスクの変わったマイナーチェンジ後のモデルも見つかるのもうれしい。

なお、デビュー時は「A180 ブルーエフィシェンシー」という名称だったが、すぐに「A180」に改められている。 実質的にはAクラスのエントリーグレードとなるが、1つ上のA180スポーツと比べて、スポーツサスペンションやキセノンヘッドライトが備わらない程度で、装備面は充実している。

それで走行距離3万km未満&修復歴なしでも支払総額150万円以内で買えるのだから狙い目ではないだろうか。
 

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メルセデス・ベンツ Aクラス(3代目)×総額150万円以下×「A180」×全国

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メルセデス・ベンツ Aクラス(3代目)×総額150万円以内×全国
 

クラス唯一の後輪駆動ならではの「駆けぬける歓び」が魅力
BMW 1シリーズ(2代目)

1シリーズ(旧型)▲BMWの定石どおり、運動性能が高いとされる前後重量配分50:50に。タイヤはパンクしても一定距離を走れるランフラットタイヤが採用された

2011年10月に登場した旧型・2代目BMW 1シリーズ。

上記Aクラスと同じカテゴリーに属する5ドアハッチバックだ。このクラス唯一となる後輪駆動(FR)車で、BMWらしいスポーティな走り味にファンも多かった。

エクステリアでは、BMWの特徴であるキドニーグリルや片側丸目2灯が採用されている。さらに後輪駆動を強調するようにリアホイールハウスは大きく盛り上げられて、パワフルな後輪をイメージさせるデザインが採用されている。

インテリアもBMWの伝統にのっとり、インパネ中央部はややドライバー向きに傾斜。さらに、よりスポーティな「スポーツ」と、スタイリッシュな「スタイル」というグレードが各パワートレインにラインナップされた。いずれも、それぞれの個性を強調する内外装の専用パーツを備えている。

デビュー時のパワートレインは1.6L直列4気筒ターボ×8速ATの1種類で、最高出力136ps仕様(116i)と同170ps仕様(120i)がラインナップ。以降、ディーゼルモデルが搭載されたグレードが追加されるなど、パワートレインの入れ替わりがあった

2015年5月のマイナーチェンジでは、よりシャープで精悍なエクステリアに一新されている。

なお、衝突被害軽減ブレーキを含む「ドライビングアシストパッケージ」は、2013年6月に全車オプションとして設定され、2015年5月には全車標準装備となっている(118iのベースモデルを除く)。

デビュー時の車両本体価格は308万~387万円だった。
 

1シリーズ(旧型)▲任意の走行モードが選べる「ドライビング・パフォーマンス・コントロール」にはECO PRO/コンフォート/スポーツ/スポーツ+の4モードが設定された
1シリーズ(旧型)▲オーディオやオプションのカーナビなどを操作する同社のiDriveコントローラーは標準装備。当初はAUX端子だったが、2014年8月からUSBオーディオインターフェースが標準装備となった。2015年4月のマイナーチェンジで、ディスプレイは6.5インチから8.8インチとなり、全車にタッチパッド付きiDriveコントローラーに変更された
1シリーズ(旧型)▲マイナーチェンジでヘッドライトがLEDとなり、よりシャープなデザインに。さらに、大型のエアインテークが採用された。リアもBMWの他モデル同様にL字型のコンビネーションライトが採用された。同時にインテリアデザインも小変更されている

「116i」系は4タイプいずれも150万円以下で狙える

原稿執筆時点の中古車台数は約720台。平均価格は約140万円で、平均走行距離は約4万kmと、良コンディションの中古車が見つけやすそうなのが2代目1シリーズの大きな特徴だ。

支払総額150万円以下で狙うなら、「116i」系がオススメ。台数が全体の3割以上を占め、そのほとんどが支払総額150万円以下で見つけることができる。

116i系はエクステリア&インテリアの装備の違いで、ノーマルタイプに加え、「Mスポーツ」「スタイル」「スポーツ」の4タイプがあり、流通台数はほぼ均等。

もともと流通台数が多いモデルなので、好みのデザインで選びやすいだろう。

走行距離5万km以下&修復歴なしでも支払総額約60万円くらいと、かなり手頃な金額から狙えるのもうれしいところ。

なお、116i系は2015年5月のマイナーチェンジではラインナップから外れているので、すべて前期型となる。

もし衝突被害軽減ブレーキが標準装備されている後期型がいいなら、118i系を狙うといい。支払総額約100万円から見つけることができる。
 

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BMW 1シリーズ(2代目)×総額150万円以下×「116i」系×全国

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BMW 1シリーズ(2代目)×総額150万円以下×「118i」系×全国

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BMW 1シリーズ(2代目)×総額150万円以内×全国
 

小さくてもアウディらしいハイクオリティなコンパクトカー
アウディA1スポーツバック(初代)

A1スポーツハッチバック(旧型)▲5ドアの「A1スポーツハッチバック」より早く、3ドアの「A1」が発売されていた。3ドアと同じ全長3970mmと軽自動車に迫るサイズだが、全幅が1745mm(3ドアは1740mm)なので3ナンバーとなる

上記Aクラスや1シリーズよりひと回り小さいカテゴリーに入るのが、アウディ A1スポーツバック。

フォルクスワーゲン ポロをベースに、アウディらしい上質な内外装を与えられているのが特徴のひとつだ。

2012年6月に登場した初代のエクステリアは、同社のアイデンティティである大きなフロントグリル(シングルフレームグリル)が他の車との違いを強調。

他にも彫刻刀で彫ったようなシャープなショルダーラインや、流れるようなLEDライトが入るヘッドライトなど、同社のデザインアイコンが小さなボディにちりばめられた。

インテリアは、翼をモチーフにしたインパネをはじめ航空機をモチーフにデザインされた。またアウディらしく、シルバー加飾の備え方や、パネルの組み付け精度などが一目で高いと感じられるクオリティで仕上げられている。

さらに、オプションで、スポーツシートが装着される“スポーツパッケージ”や、上質なミラノレザーが用いられる“レザーパッケージ”を選ぶことができた。

デビュー時のラインナップは、1.4Lターボ×7速Sトロニック(デュアルクラッチ式の2ペダルMT)を搭載する「1.4 TFSI」1グレードのみだったが、2014年6月には新エンジンを搭載した「1.4 TFSIシリンダーオンデマンド」が、2015年6月のマイナーチェンジでは1Lターボを搭載する「1.0 TFSI」が追加された。

デビュー時の車両本体価格は293万円だった。
 

A1スポーツハッチバック(旧型)▲クーペのように見えるスポーティなルーフラインも特徴のひとつ。ボディとルーフをツートーン(コントラストルーフ)にすることも可能だった
A1スポーツハッチバック(旧型)▲インテリアのカラーコーディネーションを選べた。スマホの音楽やDVD/CDも聴ける「MMIベーシック」は標準装備。写真は2015年6月のマイナーチェンジ時のA1(3ドア)
A1スポーツハッチバック(旧型)▲マイナーチェンジではヘッドライトやLEDテールランプ、前後バンパー、シングルフレームグリルなどのデザインが変更され、全長が20mm長くなった

多いのは1.0 TFSIだが、150万円以下なら「1.4 TFSI」系がオススメ

原稿執筆時点の中古車台数は約240台。平均価格は約120万円で、平均走行距離は約4.3万kmだ。

全体台数の半数近くを占めるのが2015年6月に追加された1.0 TFSIで、100台以上ある。ただし、年式が比較的新しいため、支払総額150万円以下に絞ると、約20台に。そこでオススメなのがデビュー時からラインナップされていた「1.4 TFSI」系グレードだ。

こちらは全体台数に対して約4割の100台ほどあり、 ほとんどが支払総額150万円以下という状況。

走行距離5万km以下&修復歴なしで絞ると支払総額約80万円から狙うことができる。

そもそもA1スポーツバックは装備違いではなくエンジンの違いでグレードが変わるだけなので、装備面では他のエンジン搭載車と遜色がない。

一方、違いは燃費に表れる。1.0 TFSIが22.9km/L、1.4 TSFIシリンダーオンデマンドが20.5km/Lなのに対し、1.4 TFSIは17.8km/Lだ(いずれもJC08モード燃費)。

これを「そう違いはない」と思えるなら1.4 TFSIを、「やはり燃費が気になる」のであれば、予算に少し余裕を持たせつつ1.0 TFSIを支払総額150万円以下から探してみよう。
 

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アウディ A1スポーツバック(初代)×総額150万円以下×「1.4 TFSI」系×全国

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アウディ A1スポーツバック(初代)×総額150万円以下×「1.0 TFSI」系×全国

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アウディ A1スポーツバック(初代)×総額150万円以内×全国
 

個性的なデザインが魅力のコンパクトカー
プジョー 208(初代)

208(旧型)▲全長は3960mmと4mを切る一方、全幅は1740mmなので3ナンバーとなる。先代の207に対してボディがコンパクトになっただけでなく、100kgもの軽量化が図られたこともあり、運動性能も高められた

ドイツ車にはない個性的なデザインで人気なのがフランス・プジョー。 2012年11月に登場した208も本国のあるヨーロッパや、ここ日本でも大ヒットしたモデルのひとつで、上記A1スポーツバックと同じカテゴリーに入る全長4m未満のコンパクトカーだ。

先代にあたる207よりも全長や全幅を短縮したにも関わらず、室内を拡大させたパッケージングもさることながら、それを個性的なデザインとしてまとめたのは、さすがプジョーといえる。

フロントマスクは猫科の動物をイメージさせ、短くなったボンネットはフロントガラスを支えるAピラー(柱)となだらかに連動。全体としてひとつの塊から掘り出されたような、独自のフォルムを備えている。

インテリアは、小径で天地がつぶれたような楕円状のステアリングがまず目をひく。これはステアリングの上からメーターをのぞけるようにするためだ。そのメーター形状も個性的で、インテリア全体として未来感が漂ってくる。

なお、初代208には5ドア仕様に加え3ドア仕様も存在するので注意してほしい。

デビュー時のグレードは3ドアが「アリュール」と「GT」、5ドアが「プレミアム」と「シエロ」。パワートレインは3ドアの「アリュール」が1.2L×5速MT、3ドアの「GT」が1.6Lターボ×6速MT、5ドアの「プレミアム」と「シエロ」は1.6Lの自然吸気×4速AT、と少し複雑。

2014年1月には新世代の1.2Lターボを搭載したモデルが登場するなど、パワートレインの入れ替わりが多かった。

デビュー時の車両本体価格は199万~299万円だった。
 

208(旧型)▲コンパクトなボディだが、トランク容量は285L、後席を倒せば1075Lまで拡大できる
208(旧型)▲インパネ中央のタッチスクリーンモニターは、USBに接続したオーディオやラジオ、トリップメーターなどを操作するためのもの
208(旧型)▲マイナーチェンジでフロントグリルやバンパーが変更された。同時に衝突被害軽減ブレーキがスタイルの5速MTを除く全車に標準装備された

狙い目は装備が充実して使い勝手もいい5ドアの「アリュール」

原稿執筆時点の中古車台数は約220台。平均価格は約85万円で、平均走行距離は約4.4万kmだ。

最も台数が多くて選びやすいのは中核グレードの「アリュール」で、同グレードをベースとした特別仕様車を含めると全体の約3割にあたる70台以上が見つかる。

前期型のアリュールは3ドアの5速MT車だったが、2015年10月のマイナーチェンジで5ドアの1.2Lターボ×6速ATとなり、街乗りから高速巡航までこなせるオールラウンダーになっている。

中古車でも使い勝手の良いこの後期型が主流で、50台以上ある。そのうち支払総額150万円以下は30台以上見つけることができ、走行距離5万km程度で修復歴なしなら支払総額約100万円から狙える。

後期型のアリュールは、衝突被害軽減ブレーキを標準装備する他、5ドアの最上級グレードのシエロと比べて、シートがレザー/ファブリックのコンビではなく、ファブリックになる程度だから装備面は十分ではないだろうか。
 

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プジョー 208(初代)×総額150万円以下×5ドアの「アリュール」×全国

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プジョー 208(初代)×総額150万円以内×全国
 

現在に続く新デザイン戦略に基づいたフランスの人気者
ルノー ルーテシア(4代目)

ルーテシア(旧型)▲全長は4095mmだが、全幅が1750mmのため3ナンバーに。ATではないためクリープ現象がないが、代わりにヒルスタートアシストが備わるので、坂道でブレーキペダルを離しても2秒間静止してくれる

ルーテシアもまた、A1スポーツバックや208と同じカテゴリーのコンパクトカー。

2013年9月に日本デビューした旧型・4代目から、現在に続くルノーのデザイン戦略に基づいて開発された。同戦略は「シンプル」「官能的」「温かみ」の3つをキーワードとしている。

ヨーロッパでは人気モデルで、2016年には本国フランスで同カテゴリーの販売台数1位を獲得した。

ヘッドライトまで続くブラックのグリルや、そのセンターに大きなルノーのマークが入るフロントまわりは、現行型や他のルノー車にも通じる新生ルノーデザインに。

また流麗なシルエットと、後席ドアノブがサッシュ(窓枠)部分に隠れていることで、5ドアにも関わらず3ドアのような印象を見る者に与えている。

インテリアデザインは、飛行機の翼がもつ、軽量で強度のある形状の特徴を取り入れたという。正三角形を組み合わせたキーデザインが採用され、統一感のある室内空間が作られた。

ダッシュボードとドアトリムは、内外装カラーの組み合わせが選べる「パック・クルール」と、内装パーツセットオプションの「パック・デザイン」で、好みの色の組み合わせることができる。

デビュー時のパワートレインは1.2Lターボ×6速EDC(デュアルクラッチ式の2ペダルMT)。グレードは価格の手頃な順から「アクテイフ」「ゼン」「インテンス」の3つだった。

また、F1にも参戦している同社だけあり、モデルライフの中で「ルノー・スポール」といったスポーティモデルや、MT車など走りを楽しめるモデルの追加が多かったのも特徴。

車両本体価格は199万8000~238万円だった。
 

ルーテシア(旧型)▲ラゲージ容量は300L。グレードによってホイールが異なり、「アクティフ」が16インチスチール、「ゼン」が16インチアルミ、「インセンス」が17インチアルミとなる
ルーテシア(旧型)▲BluetoothやUSBなどでスマートフォンの音楽が決めるタッチスクリーン式オーディオは標準装備。内外装の組み合わせを選べる「パック・クルール」は「インテンス」のみ。一方「パック・デザイン」は全車ディーラーオプションで、ステアリング・送風口・フロントドアトリムのセットを6色から選ぶことができた
ルーテシア(旧型)▲マイナーチェンジで「インテンス」「ゼン」はヘッドライトがフルLEDとなった。また、タッチスクリーン式オーディオは「インテンス」だけとなり、他はスマートフォンから操作できるオーディオに切り替えられた

装備が充実した最上級グレード「インテンス」が狙い目

原稿執筆時点の中古車台数は約120台。平均価格は約120万円で、平均走行距離は約4.4万kmだ。

先述のとおり走り系のグレードも多く、中でもルノー・スポール系は10タイプもあるが、さすがに一部のファン向けグレードのため、中古車台数はそう多くない。

また、供給(中古車台数)に対して需要(人気)が高いだけに、支払総額150万円以上する人気車となっている。

そこでオススメなのが、スポーツモデル以外で最上級グレードにあたる「インテンス」だ。全体の4割近くの40台以上が見つかり、そのうち約30台が支払総額150万円で狙うことができる。

走行距離5万km程度・修復歴なしなら支払総額約60万円から狙え、走行距離3万km以下・修復歴なしで絞っても支払総額約100万円から見つけることができる。

デビュー時からLEDヘッドライト&リアライト、オートライト/オートワイパーが備わり、エアコンはフルオートと最上級グレードらしく装備は充実。

また、インテンスのみ内外装の組み合わせを選べる「パック・クルール」が設定されていたので、中古車を選ぶ際はボディカラーだけでなく、インテリアのカラーにも注目して、欲しい1台を見つけよう。
 

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ルノー ルーテシア(4代目)×総額150万円以下×「インテンス」×全国

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ルノー ルーテシア(4代目)×総額150万円以内×全国
文/ぴえいる、写真/メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、プジョー、ルノー

ぴえいる

ライター

ぴえいる

『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。