5月

[フルモデルチェンジ]トヨタ プリウス

トヨタ プリウス|ニューモデル3カ月予報 トヨタ プリウス リアスタイル|ニューモデル3カ月予報
トヨタ プリウス エンジン|ニューモデル3カ月予報

低価格モデルの投入&現行車併売でライバルを追撃!!

シャーシとエンジンが一新される3代目プリウスは、5月18日にも正式発表される予定だが、すでに4月1日からメーカーへの発注業務が始まっており、出荷もスタートしているようだ。


搭載される1.8Lに排気量が拡大される直4エンジンは、現行モデルと同じく吸気バルブの遅とじ機構が盛り込まれたアトキンソンサイクル仕様で、従来モデルの76ps/11.2kg-mから99ps/14.5kg-mまで性能が高められた。同時にモーター出力も68psから82psに向上するが、トルクは逆に40.8kg-mから21.1kg-mに半減。これはモーターの高回転を大きなトルクに変換するリダクションギアが新たに用いられるためだ。その結果、もっとも車重の軽い最廉価グレードの10・15モード燃費は38.0km/Lに向上し、その他グレードも35.5km/Lをマーク。より実燃費に近いJC08モードでも30.2km/Lを記録する見込みだ。


すでに報道されているとおり、新型プリウスにはフォグランプやリア中央アームレスト、CDオーディオなどが省かれたエントリーグレードが新設され、現行モデルを大きく下回る205万円で売り出される。また、売れ筋となるであろうSグレードも、S-VSCやスマートエントリー、サイド&カーテンエアバッグが追加されながら15万円以上も値下げされ、220万円で販売される。


現行モデルでも人気のある、精悍なルックスと引き締まった走り味のツーリングセレクションは継続設定。ベース車に対する価格上昇幅は現行モデルよりも大きくなって25万円アップとなるが、その最大の理由は、まだ採用例が少なくてコストの高いLEDヘッドランプが装備されるためと予想される。このほか、17インチタイヤやリアバンパースポイラーも備わるようだ。


なお、現行モデルは「プリウスEX」と命名し直されて販売が続けられる。こちらは装備が省かれて価格が抑えられ、おもに法人など、価格面にこだわるユーザーに売り込まれる模様だ。

予想スペック

・全長4460mm×全幅1745mm×全高1490mm

・1.8L 直4+電気モーター

・99ps/14.5kg-m+82ps/21.1kg-m

予想価格帯

・205~330万円

6月

[フルモデルチェンジ]マツダ アクセラ

マツダ アクセラ|ニューモデル3カ月予報

ダイナミックなスタイリングが与えられた2代目アクセラ

2代目に生まれ変わるアクセラには、マツダが各コンセプトカーで提案してきたNAGAREデザインが織り込まれ、現行モデル以上にダイナミックなスタイリングが与えられる。なかでも目を引くのがフロントマスクで、これまでの五角形グリルはバンパー内インテークに集約され、ヘッドランプ間に開口部のないグリルレス・マスクとなる。その代わり、バンパーにはプジョー似の大型インテークが備わり、迫力ある表情が作り出される。


内装ではシリンダー状に成型された2眼メーターが配され、よりコックピット感覚が強調される。マツダがこだわり続けている品質にも注意が払われ、作り込まれた印象が演出されるだろう。


環境技術でセールスポイントに掲げられるのが、マツダ初のアイドリングストップ機構「i-stop」だ。これはガソリンエンジンの直噴技術を生かしたもので、シリンダー内に燃料を噴き込んで再始動させる仕組み。セルモーター採用の従来の方式よりも素早く再始動できる点が売りだという。


なお、ボディタイプは4ドアセダンと5ドアハッチバックの2タイプで、ターボエンジン搭載のハッチバックには専用ワイドフェンダーやインテーク付きボンネットフードが採用され、差別化が図られる。

7月

[新型車]三菱 i MiEV

|ニューモデル3カ月予報

軽自動車「i」をベースとした究極のクリーンビークルが登場!

三菱が究極のクリーンビークルとして開発を進めてきた電気自動車がいよいよ発売される。そのベースに使われているのは軽自動車のiで、車体後方のラゲージ床下にあるエンジンルームには、エンジンの代わりにインバーターや電気モーターを搭載。また、電力を供給するリチウムイオン電池は、キャビン床下に積まれているという。


シフトポジションには通常のDレンジのほかにECOレンジも設定。こちらを選ぶと出力が32kWに抑えられる代わりに消費電力量も抑制され、航続距離が延ばせる見込みだ(Dレンジでは47kWまで発揮可能)。なお、エアコンには専用の電動コンプレッサータイプが採用されるが、ヒーターにはガソリン車と同じ温水タイプが用いられる。


いまのところ電池の生産キャパシティが少ないため、年産台数は2000台程度にとどまる見通し。一説によると、すでに法人からの引き合いが多く、年内生産分は予約しつくされているとも言われており、価格も含めて個人ユーザーが年内に手に入れるのは難しそうだ。

三菱 i MiEV|ニューモデル3ヶ月予報

  6月 7月 8月 9月 10月 11月
トヨタ   レクサスHS250h(N) マークX(FMC) SAI(N) パッソ(FMC) サイオンtC(FMC)
日産   スカイライン クロスオーバー(N)   オッティ
(一部改)
ウイングロード(MC) ムラーノ コンバーチブル(追)
ホンダ ストリーム(MC)     CR-V(MC) ステップワゴン(FMC) ライフ
(一部改)
マツダ アクセラ(FMC)     AZ-ワゴン
(一部改)
   
スバル     サンバー
(一部改)
プラグイン
ステラ(追)
インプレッサ
(一部改)
 
三菱   iMiEV(N)   アウトランダー(MC) パジェロ
(一部改)
コルト
(一部改)
スズキ スイフト
(一部改)
MRワゴン
(一部改)
  ワゴンR
(一部改)
セルボ(MC)  
ダイハツ       ミラジーノ
後継車(N)
ブーン(FMC)  
輸入車       BMW X5(MC)    
※このカレンダーはあくまでも発売予想です  新型=N フルモデルチェンジ=FMC マイナーチェンジ=MC 一部改良=一部改 追加モデル=追
Text&Photo(CG、Illust)/マガジンX編集部