もう一度オープンカーに乗ろう!▲漫画「ハートカクテル」の作者であり、オープンカーを描いた多くの作品を手がけてきたわたせせいぞう氏の作品。自身もオープンカー乗りであり、車好きの1人としてオープンカーがもつ素敵なムードを作品に込めてきたという(© SEIZO WATASE / APPLE FARM INC.)

車好きは知っている、屋根が開くことの素晴らしさ

車好きにとってオープンカーは特別な存在です。

しかし、昨今新車で登場するオープンモデルの数は減少傾向にあります。10年前、20年前であれば大抵の自動車メーカーにオープンカーがラインナップされていましたが、現在はオープンモデルを用意しているメーカーの方が少ないぐらいです。

中古車市場はどうかというと、カーセンサーの掲載物件数におけるオープンカーの割合は、わずか2%ほどとなっています。

そんな環境下で「オープンカーがお得」とか「オープンカーだって実用的」なんてことは言いません。しかし、「車好きはやっぱりオープンカーが好き」、これは断言できるでしょう。

若い時、もしくは買いたいと思ったときに諸事情で所有を諦めた車好きには、今でも心の中に忘れられないオープンモデルがあるのではないでしょうか?

そしてカーセンサーを眺めてみて、「やっぱりあのオープンカーが欲しい!」「一度は乗ってみたい」 と思っている人は意外と多いのではないでしょうか?

今号のカーセンサーEDGEは、そんな車好きの心を常にくすぐり妄想を膨らませる、オープンカーを特集します。

日本が生んだ傑作車の1つマツダ ロードスター。長い歴史を誇るドイツスポーツオープンのSLクラス。スーパーカーのオープンモデルに、それらとは趣が異なる英国オープン。

わずか2%しか流通していないオープンカーを買いたい車の候補に加えるだけで、中古車選びはさらに楽しくなるはずです。

オープンカーは見て、眺めて、読んで楽しむのも良いでしょう。ただ、これを機に憧れのオープンモデルを手に入れませんか? 今から購入とドライブ先の計画を立てるというのも楽しいはずです。
 

もう一度オープンカーに乗ろう!▲わたせ氏は20年以上トライアンフ TR-3を所有してきた生粋のオープンカー乗り。「四季折々の風景が楽しめる日本は、オープンカー乗りに最適だと思うんです」と語ってくれた
もう一度オープンカーに乗ろう!▲1989年に登場するや、世界中で大ヒットし、多くの自動車メーカーの車作りに影響を与えたマツダの初代ロードスター。中古車市場での人気も依然として高く、いまだに豊富な流通量を誇る

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マツダ ロードスター(初代)× 全国
もう一度オープンカーに乗ろう!▲長い歴史をもつオープンモデルといえばメルセデス・ベンツ SLクラス。初代のW198型が登場したのは1954年。現在に至るまでその車名が継承されている。写真の車両は1960年式で価格は2350万円(車両協力=Mars Inc.)

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メルセデス・ベンツ SLクラス× 全国
もう一度オープンカーに乗ろう!▲本誌執筆陣の松本英雄氏にとって忘れることができない特別なオープンカーといえるのが、過去に所有してたポルシェ 356Bのカブリオレだ(写真は356 Pre-A カブリオレ)

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ポルシェ 356 カブリオレ× 全国
もう一度オープンカーに乗ろう!▲エレガントな英国オープンカーの世界。今回はジャガー Eタイプ、MG-Aなども登場。もちろん、アルファ ロメオやランボルギーニといったイタリア勢の美しいオープンモデルも登場する(車両協力=JINYA CAR SERVICE)

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ジャガー Eタイプロードスター× 全国
文/編集部、写真/デレック槇島、イラスト/あべ あつし

カーセンサーEDGE 2023年6月号
もう一度オープンカーに乗ろう!

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