今こそ検討したいキャンピングカーのススメ!メリットと魅力を解説
2018/12/16
ある人が言った「キャンピングカーはどこでもドアだ」
世はアウトドアブーム。数年前は「グランピング?なにそれ?」だったのが、今や「行きたーい!」という反応が返ってくる。
そんな中、キャンピングカーに憧れを抱く人が増えている。とはいえアウトドアで活用する「道具」の中では、キャンピングカーは最も大きくて高価。気軽には手が出せない。そこでアウトドア好きと、これからアウトドアを始めたい人のために、キャンピングカーを導入するメリットを挙げてみよう。
旅に出るときは、ホテルを予約して特急の指定券を手に入れる必要がある。宿と便の確保には時間がかかるしタイミングも見計らわなければならないが、キャンピングカーなら思い立ったその日に出発できる。休日の日程に合わせて、行き先も気ままに決めることができる。
そう、いわばキャンピングカーは「時間も空間も超越できる乗り物」なのだ。金曜の夜に仕事を終えて出発。車内でぐっすり眠って、朝起きてドアを開けたら目の前に絶景が広がっている。そんな自由な旅が可能になる。
台風や地震など天災が多い日本。「備えあれば憂いなし」という諺があるが、その備えの究極形こそキャンピングカーだ。プライバシーを保ったまま寝泊まりできる。
装備によっては車内で炊事も可能。本格的なものならトイレさえ備わっている。
キャンプで好んで消費する食品や飲料などを備蓄しておけば、イザというときに慌てないで行動できるはず。
災害への備えは使う機会がないに越したことはないが、キャンピングカーなら普段はレジャーに活用できるのだから一石二鳥だ。
愛犬家にとって、どんな旅のプランも「ペット不可」の文字を前にすれば挫折するほかない。犬は単なるペットではなく家族同然なのだから、ペットホテルに預けるのも気が引ける。とはいえ旅行には行きたいというのが本音だろう。
……そんなジレンマをキャンピングカーが解消してくれる。テーブルが備わる実用的なキャンピングカーもあるから、食事するのにペット同伴可のレストランを探してさまようこともない。
愛犬と一緒に好きなところへ旅ができるなんて。プライスレスな価値がある。
キャンピングカーブームのおかげで、中古車市場には多様なニーズに応えるキャンピングカーが出回っている。
例えば、定年後に夫婦二人で日本をまわるのに人気の軽キャンパーや、リビングと就寝スペースをバランスよく分けられる1BOX、モーターホームのようなバス車両、キャブシャシー(=荷台のないトラックのようなもの)をベースに架装した本格的なキャンピングカーなど、旅のスタイルに合わせて選ぶことができる。
しかも物件が多いから、価格が“こなれている”のもうれしい。
キャンピングカーは経済性×機動力×快適性のバランスで選ぶ
なにからなにまで良いことづくしのキャンピングカー。ただ、購入してから「よかった!」と言うには、自分のスタイルに合ったモデルを選べたかがポイントだ。維持がしやすい経済性か、知らない道も気兼ねなく進める機動力か、それとも住み続けたくなる快適性か……。このバランスの見極めが、キャンピングカーライフを謳歌する鍵となる。
スズキ エブリイ
軽キャンパーの美点は経済性。購入価格も維持費もリーズナブルだ。しかも小回りが利くので、初めて通る細い道はもちろん、道を間違ってヒョイとUターンするのも楽勝! 人気のエブリィは、ハイルーフ仕様があって室内高も高め。キャンピングカー仕様でも、二人が就寝できる。テーブルや収納スペースまで備わっているモデルも出回っている。
6代目:2015年2月~
車両価格帯:43万~345万円
ボリュームゾーン:90万~110万円
キャンピングカー仕様の価格帯:126万~345万円
ダイハツ ハイゼットカーゴ
経済性と機動力を重視するなら、エブリィと同じくチェックしておきたいのがハイゼットカーゴだ。衝突被害軽減ブレーキをはじめとする、先進安全装備パッケージ「スマートアシストⅢ」を備えた軽キャンパーもあるのがうれしい。快適性を拡張したいときは、ルーフテントやサイドオーニングの付いたものを選ぶとベター。居住空間が拡張されれば満足度もアップ!
2代目:2004年12月~
車両価格帯:7万~278万円
ボリュームゾーン:50万~80万円
キャンピングカー仕様の価格帯:75万~258万円
マツダ ボンゴフレンディ オートフリ―トップ
ミニバンタイプで穴場とも言えるのがボンゴフレンディ。メーカー純正の装備である「オートフリートップ」付きがあるのが、その理由だ。ルーフをポップアップさせると大人2人が就寝できるスペースが出現。しかもサンルーフまで備わっているので寝転びながら星空を見上げることもできる。
初代:1995年6月~2005年11月
車両価格帯:38万~158万円
ボリュームゾーン:60万~90万円
キャンピングカー仕様の価格帯:126万~345万円
トヨタ ハイエース
今トータルバランスで選ぶなら、ハイエースは筆頭候補となるだろう。商用車で経済性が高く、標準ボディを選べば運転で苦労することもない。快適性を重視するならワイドボディのハイルーフも良い。車内で普通に立って歩ける天井の高さがある。人気モデルなので、キャンピングカーとしても選択肢も多い。ノーマル車両を買って自分でカスタマイズするのもアリ。
2代目:2004年8月~
車両価格帯:100万~679万円
ボリュームゾーン:300万~400万円
キャンピングカー仕様の価格帯:179万~679万円
トヨタ コースター
コースターはマイクロバス。そのキャンピングカー仕様は、もはやモーターホームといったほうがしっくりくる! 中古車市場で出回っているモデルは装備が充実。そして、なにより7m近い全長と2mオーバーの全幅をほぼフルに利用できるので、居住空間が広い。もうここで住もうかと思えるほどだ。運転するには中型免許が必要だが、取得する価値があるだろう。
車両価格帯:109万~880万円
ボリュームゾーン:200万~350万円
キャンピングカー仕様の価格帯:128万~880万円
トヨタ カムロード
小型トラックのトヨエースの派生車種として登場したカムロードは、架装が前提のキャブシャシーモデル。各地のビルダーが仕立てた、そのキャンピングカーが中古車ならお手軽に手に入る。温水シャワーや水洗式のトイレが備わっているのに加え、エンジンを停止しているときも使えるエアコンやヒーターが備わっているモデルまである。
車両価格帯:158万~828万円
ボリュームゾーン:350万~450万円
キャンピングカー仕様の価格帯:158万~828万円
▼検索条件
スズキ エブリィ(6代目)&ダイハツ ハイゼットカーゴ(2代目)&マツダ ボンゴフレンディ オートフリートップ (初代)&トヨタ ハイエース(2代目)&トヨタ コースター&トヨタ カムロード×キャンピングカー×修復歴なしあわせて読みたい
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