ハイドロニューマチック 【はいどろ・にゅー・まちっく】
2009/02/12
ハイドロニューマチック(はいどろ・にゅー・まちっく)/[足回り]
ハイドロニューマチックとは、金属バネ(=スプリング)とショックアブソーバーを用いた一般的なサスペンションとは異なり、オイルと窒素ガスを使用した空油圧式サスペンションのこと。
従来のサスペンションのスプリングおよびショックアブソーバーの代わりに、サスペンションに直結したピストンを備えたスフェアと呼ばれる球で構成されている。そのスフェアの内部はゴム製のダイヤフラムで上下に分割され、上部は窒素ガス、下部はオイルによって満たされ、窒素ガスがスプリングの役割を果たし、オイルはガスの体積変化を媒介する役割が与えられているが、気体容積と内圧との関係が一定であることから、荷重が軽いときはソフトに、重いときはハードになるという、バネとしては理想的な特性をもつ。さらに荷重にかかわらず車高を一定に保つこと(セルフレベリング)も可能だ。
自動車メーカーとして初めて実用化したのはシトロエンで、1954年にトラクシオン・アヴァン15Sixのリアサスペンションに試験的に導入され、翌年発表されたDSに本格的に採用された。2009年時点ではハイドロニューマチックに電子制御を加えたハイドラクティブIIIプラスに進化を遂げ、C5やC6などに採用されている。
従来のサスペンションのスプリングおよびショックアブソーバーの代わりに、サスペンションに直結したピストンを備えたスフェアと呼ばれる球で構成されている。そのスフェアの内部はゴム製のダイヤフラムで上下に分割され、上部は窒素ガス、下部はオイルによって満たされ、窒素ガスがスプリングの役割を果たし、オイルはガスの体積変化を媒介する役割が与えられているが、気体容積と内圧との関係が一定であることから、荷重が軽いときはソフトに、重いときはハードになるという、バネとしては理想的な特性をもつ。さらに荷重にかかわらず車高を一定に保つこと(セルフレベリング)も可能だ。
自動車メーカーとして初めて実用化したのはシトロエンで、1954年にトラクシオン・アヴァン15Sixのリアサスペンションに試験的に導入され、翌年発表されたDSに本格的に採用された。2009年時点ではハイドロニューマチックに電子制御を加えたハイドラクティブIIIプラスに進化を遂げ、C5やC6などに採用されている。
ハイドロニューマチック 【はいどろ・にゅー・まちっく】/自動車なんでも用語集
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