日産 フェアレディZ|低走行車も選べるバージョンTに注目【予算100万円ならコレが買い】
カテゴリー: 特選車
タグ: 日産 / クーペ / クルマを選び始めた人向け / フェアレディZ / 総額100万円で狙おう / 中野剛
2020/05/04
北米で大ヒットした和製スポーツクーペ
1969年にデビューした日産 フェアレディZ。日本はもとより海外でも人気のスポーツクーペだ。
特にメインターゲットとなる北米では、リーズナブルな価格で買える高性能スポーツカーとして大ヒットした。
1989年7月に登場したZ32型では、国産車で初めて最高出力280馬力を発生するV6ツインターボエンジンを搭載し話題を呼んだ。
Z32型の生産が終了した2000年8月から2年のブランクを経て、2002年7月にシリーズ3代目(S30型から数えて4代目)となるZ33型が復活。
同時期に生産されていたスカイラインと同じプラットフォームを採用しつつ、空力性能などスポーツカーとしての重要なパッケージ性能を追求し2シーター専用モデルとなった。
生産終了から12年たったいまでも人気は根強い
エンジンは新開発された3.6LのV6を搭載。これに6MTかマニュアルモード付き5ATが組み合わされた。
グレードは、標準、上級、スポーツ、上級スポーツの4タイプ。スポーツカーらしく、全グレードにMT仕様が設定されている。
一方AT仕様は、標準グレードと本革シートやBOSEサウンドシステムなどを採用した上級グレードのバージョンTのみとなる。
生産終了から12年経過した現在も人気は根強く、中古車流通量は400台前後の水準をキープ。そのうち約6割をAT仕様が占めている。
予算100万円圏内の物件数は、AT、MT仕様合わせて200台弱。予算100万円あれば、全体のおよそ半数を射程圏内に収めることができる。
予算100万円圏内の物件をグレード別に見てみると、標準グレードとバージョンTがそれぞれ80台強で多く、6MT仕様のみとなるスポーツ系のバージョンSとバージョンSTは、合わせても30台程度にとどまっている。
したがって、基本的には標準グレードとバージョンTをメインターゲットに据え、ある程度の選択肢を確保しつつ条件や好みに合う1台を選ぶ作戦が有効。
台数は限られてくるが、いずれのグレードも走行距離5万km以下の物件も見つかるという点もグッドだ。
上級グレードのバージョンT狙いが全方位的に有利
MT仕様にこだわらず、GTスポーツカー的に高い走行性能だけでなく快適性も重視するなら、本革シートを採用するバージョンTのAT仕様を本命に。
7万kmまで走行距離の条件を緩めれば、2005年8月までの前期型を中心に、ある程度の選択肢を確保できる。
短期決戦には向かないが、ハイバリューを追求する向きには、走行性能が一段とアップした2005年9月以降の後期型バージョンTを狙うのもアリだ。
同様に、グレードを絞り込まず、スポーツカーを操る楽しさを味わえるMT仕様にこだわって出物をじっくり待つのもの◎。
▼検索条件
日産 フェアレディZ(Z33型)×総額100万円以下×全国【関連リンク】
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